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さげゆん 10KB 虐待-いじめ 観察 桃の節句記念 二行作 【はじめに】 桃の節句にちなんだ即興SSです。 過度なヒャッハーは期待しないで下さい。 なお、登場する方言は適当です。 あと、ネタが被っても泣かない。 【本編】 2月下旬、早朝。 町の男達は、軽トラックからポリバケツを降ろす。 荷台に満載されたそれは、手馴れた男衆の手によって次々に運ばれていく。 ポリ容器が公民館の中に持ち込まれると、ご婦人方がねぎらいの言葉をかけた。 「朝はよから、お疲れやんしたあ」 「いやあ、毎年のことやんすから」 「そいで、今年の出来はどうやんすか」 「まんずまんず、生きのいい子らでやんすよお」 男が、ポリバケツを開ける。 中を覗き込むと、上下左右にダンボールで作った間仕切りが巡らされている。 何故そんな構造になっているかといえば、柔らかくて丸いものをたくさん運ぶためである。 容器の中にいるのはもちろん、ゆっくり達。 ほとんどが子ゆなのであろう。小さな饅頭が穏かな寝息を立てている。 「しかし、こんな状況でよく寝てられるもんすなあ」 「まだこの時期は寒くなっとるんすで、ゆっくりどもは、ほとんど寝て暮らしとるんすやあ」 「そうかん。ならばぼんちぼんち、始めるやんすかね」 男衆はこの時期山に入り、越冬中のゆっくりの巣を漁っては、お目当ての饅頭を集めていく。 収集されたゆっくり達は、これから女達の手によって、ある加工が施される。 全てはこの街の風物詩の準備である。 古くから伝わる春の祭り。その名は、『さげゆん』という。 『さげゆん』 (作・二行) 春の節句といえば雛祭りであるが、地方によって独特な風習があったりする。 ポピュラーなのは、流し雛。 川に小さな船を浮かべ、人形や飾り、適当なゆっくりを流したりする微笑ましい行事である。 それとは別に、吊るし飾りというものがある。 その名の通り、桃の節句に人形や色とりどりの装飾を吊るして縁起を担ぐ。 福岡県柳川市のさげもん、静岡県稲取地区の雛のつるし飾り、山形県酒田市の傘福が有名である。 詳しくは、ググってWikiって頂ければ幸い。 さて、『さげゆん』である。 察しの良い読者諸氏のことである。何を吊るすかは言うまでもあるまい。 ただ、そのまま吊るし上げては干しゆっくりと何ら変わりはない。 やはり伝統だけあって、おめでたい彩りを加えるのである。 ここからは、取材した私の主観を交えて紹介することにしよう。 未だのんきに寝息を立てている、捕獲ゆっくり。 その隙に、公民館に集められた地元婦女会の方々が作業に入る。 彼女達は筆を手に取り、それに食紅を水に溶かしたものを付け、ゆっくりに模様を描いていく。 そのオリエンタルかつ雅な様式は、海外でも高く注目されている。 何より、そんな伝統技能が地元に根付いていることが素晴らしい。 鮮やかな手際で平凡な饅頭が、おめでたい雛飾りに変貌していく。 私程度の技量では、その食紅模様の美しさを表現することは、とてもできない。 そんなことを言っている間に、彩色済みの饅頭は次の工程に移行する。 『紐(ひも)付け』である。 饅頭に次々とヒモを通していくわけだが、乱暴に穴を開けていくような真似はしない。 苦悶丸出しのゆっくりが吊られていても、おめでたくも何ともないからである。 詳しくは地元の秘伝として教えてくれなかったのだが、ヒモの先にある金具を付ける。 それをゆっくりの口に通すと、どういうわけか、あにゃるからプリっと飛び出すのである。 あとは、あにゃるの下に大きな結び目を付け、結びと尻の間に綿を糊付けして裂けないようにする。 これでヒモ通し済み饅頭の完成であるが、1本のヒモに付き、4・5匹のゆっくりを通すのが慣例である。 ヒモ自体にも、工夫が凝らしてある。 色は実に様々で、赤白黄色、中には夜光る蛍光色を練りこんでいるものまである。 そしてヒモには繊維と一緒に、細長い金属が編みこまれている。 こうすると、ゆっくりがヒモを消化する速度が落ちるらしい。 先人の知恵である。 こうした単純ながらも繊細な工程を経て、さげゆん飾りが作られていく。 しかし、この饅頭どもは一向に目覚める気配がない。 不思議に思って、地元の方に訪ねてみると、明快な答えが返ってきた。 「捕まえたら、まんず酒を吹きかけるやんすよお。 そんしたら、めったなことでは起きることはないんすやあ」 あくる日。 私はあるお宅にお邪魔して、実際にさげゆん飾りが飾られるところを拝見した。 中々立派な邸宅。 主は、この度めでたく還暦を迎えられた緒等さんである。 「緒等さん、今回は取材にご協力頂きありがとうございます」 「いんや、毎年毎年息子やら孫やらが、さげゆん楽しみに来るんすから。 1人増えんても、どうってこともないんすやあ」 緒等さんの言葉通り、緒等家には主の息子2人に孫5人が遊びに来ていた。 息子さん達に話を聞くと、さげゆんのために一週間ほど休みを取ったという。 「この時期はやっぱり、さげゆんに関わらないと」 息子さん達はゆっくり取りから参加し、奥さんも彩色を手伝ったりしている。 こうした暖かい絆によって、さげゆんは伝えられているのだ。 ではそろそろ、お待ちかねのさげゆん飾りをご覧頂くことにしよう。 やはり生きたゆっくりを使うだけあって、さげゆんはうるさい。 なので、居間などからは少し離れた場所に吊るすのが一般的だ。 緒等家の場合は、離れの一角をさげゆんにあてている。 そこに近付くにつれ、やたら元気な声が大きくなっていく。 「ゆーん、なんにゃのこれ」 「はなすのぜ! まりささまを、はなすのぜ!」 「びぇぇぇぇん! たきゃいよぉぉぉ!」 「ゆわぁ・・・おしょらを、とんぢぇるみちゃい」 実際にさげゆんを目の当たりにして、私は息を呑んだ。 美しい。 ゆっくりの白い肌に塗られた紅が、文字通り踊っている。 それはまるで、優しく飛び交う幻灯のようだ。 そして饅頭が暴れるたび、ヒモも激しく揺れる。 揺れる度にヒモに編まれた金属がきらめき、夢のような光に包まれる。 「どんす。凄いでやんそ?」 「話には聞いていましたが、まさかこれほどとは」 「でんも、3月3日はこれよりもっと綺麗でやんそお」 これより美しいとは、いったいなんなのか。 今から桃の節句が待ちきれない。 ふと見ると、子供達がさげゆん飾りと戯れていた。 「やめてにぇ! ふーりふーりしないでにぇ!」 「めがまわるのぜ! たのむから、やめてくれのぜ!」 幼女が面白がって、ヒモをブンブンと振り回していた。 吊られまりさだけが、完全に赤ゆ言葉が抜け切っている。 逆にいえば、それだけ成長の遅い固体なのかもしれない。 適当に吊られているように思えるゆっくりだが、実はそれぞれに願いが込められている。 れいむは、美しい人になりますように。 まりさは、元気で健康でありますように。 ありすは、誰からも愛されますように。 ぱちゅりーは、賢くなれますように。 ちぇんは、良い結婚ができますように。 みょんは、仕事で成功できますように。 ただ、みょん種は御存知の通り淫語を操るため、使われることは稀である。 そんな親の祈りが詰まった飾りであるから、その扱いにも一定のルールがある。 この日も孫娘の1人が、れいむを強く引っ張った。 みちみちという軽快な音とともに、饅頭の皮が裂けていく。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛・・・」 「何してるの! さげゆん飾りを壊しちゃいけません!」 母親が血相を変えて飛んできた。 それはそうであろう。娘は美人であってほしいものだ。 だから、れいむ飾りを壊すなんてとんでもない。 母は慌ててれいむにオレンジジュースをかけた。 こんな修繕の容易さもまた、長い人気の秘訣なのかもしれない。 ともあれ、さげゆん飾りを壊すことは、残念ながらタブーとされている。 ちなみに、さげゆん飾りには野菜の切れ端などを与えるそうだ。 野生ゆに対する云々というよりは、昔はそれくらいしかやれるものがなかったのだろう。 3月3日の朝が来た。 私は緒等さんと一緒に邸宅の屋根に登り、『それ』を見下ろすことにした。 「そろそろ始まるやんすから、まぁ、見てくんさいやあ」 素っ気無い言い方だったが、緒等さんの顔には子供のような無邪気さが浮かんでいた。 「じいさまな、そんろそんろヒモ切りんすで」 「やあ」 どうやら、さげゆんのヒモを切るらしい。 階下から、かすかにゆっくり達の声が確認できる。 「ゆっ? こんどはにゃに?」 「まりさはじゆうのぜ! ゆっくりしないでにげるのぜ!」 「ゆっくりまっちぇね! れいみゅたち、つながってりゅよ」 「なら、ゆっせーのせ! でにげるのぜ」 「「「「ゆっ せー の せっ!」」」」 饅頭どもの会話に耳を傾けていると、緒等さんに肩を叩かれた。 「見んさいやあ。さげゆんが流れてやんす」 家のあちこちから、ヒモが通されたゆっくりが逃げ出してくる。 その数は時間が経つごとに増えていき、最後はひとつの大河のようになった。 紅い模様が押し合いへし合いし、鮮やかなヒモが輝きながら流れていく。 美しい。 思わず、そう呟いていた。 「どうでやんす。ちょっとした見ものでやんそお」 ちょっとどころじゃない。想像を絶する眺めだった。 紅色を施されたゆっくり達の群れは、まるで煌(きら)びやかな提灯行列のようだ。 街の至るところで飾りヒモが波のように揺れ、その度に全く違う色彩が浮かび上がってくる。 さげゆん達は山に帰っていくのだろう。 故郷を目指す健気さが、列の美しさを引き立たせているのかもしれない。 その時は、ただただ見惚れているだけだった。 後で振り返ってみれば、通りにある看板や自転車などは全て避けられていたようだ。 さげゆんが通るのを邪魔しない配慮であろう。 一切が終わった後、残されたのはいくつかの饅頭の死骸だった。 それを見下ろしつつ、緒等さんは悲しそうに語ってくれた。 「あれは付いていけんかったり、自分勝手なゆっくりやんす。 ゆっくり休もうとしたり、人様の家に上り込もうとしたりするんす。 そんなもんは、帰っても皆に迷惑かけるだけんすやなあ。 これもきっと間引きというやつやんして、良かったんだろけんど・・・」 後日、さげゆん会の会長に詳しく話を聞いた。 群れに帰ったゆっくり達は、再び冬ごもりに入るそうだ。 体内にある糸は、春までには消化されるという。 春の目覚めを得たゆっくり達は、決して人里に近付こうとはしない。 さげゆんがトラウマとなって、人間を恐れるようになるらしい。 こうして、人間とゆっくりはそれぞれの領域で暮らしていく。 さげゆんは、人とゆっくりが共存するための祭りでもあるのだ。 私は彼らに幸多かれと祈りつつ、街を後にした。 心には爽やかな感動が残っている。 しかし懸案ともいうべきものが、ただひとつ。 お土産にもらったこのさげゆん飾り、どうしたものだろうか。 (終) 【過去作】 ※単発物近作 ふたば系ゆっくりいじめ 1019 餡娘ちゃんに花束を ふたば系ゆっくりいじめ 929 ブラック・スイーツ・ちぇぇぇぇぇんソー ふたば系ゆっくりいじめ 906 蟷螂の斧 ※カオスVS鬼威惨 次回作近日 ふたば系ゆっくりいじめ 947 はげの復活(上) ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ※YHKアーカイブス ふたば系ゆっくりいじめ 840 プラネット・ゆース ~ドスまりさ~ ふたば系ゆっくりいじめ 675 プラネット・ゆース ~きめぇ丸~ ふたば系ゆっくりいじめ 658 緊急特別SS ゆっくり割れる窓ガラスさんの謎 ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース(うーぱっく&すぃー) ※続編準備中 ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を ふたば系ゆっくりいじめ 796 Detroit Yugyaku City 2 ※ぬえ nue059 「スキャット・ゆん・ジョン」 nue022 「ゆナッフTV」 nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 その他の作品に関しては、ふたばSS@WIKIの『二行の作品集』をご覧下さい。 餡娘ちゃんとWIKIあきに、感謝。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓↓↓馬鹿丸出しワロタw -- 2011-12-30 12 08 17 ↓↓うわぁ… -- 2011-04-16 03 00 22 ううん、確かに勝手に動き回る飾りって美しそうだ。 すんげぇ、煩そうだけどもw さげゆん、切った後に何かに紐が引っかかって死ぬ奴とか多そうw 異端扱いは、他のゆっくりが過去にされた記憶が有れば一応同族として扱われるんじゃね? -- 2010-12-11 22 55 58 ごみを放す集落ははやり病で皆死ね -- 2010-11-29 02 58 25 二行さんのこういうネタは本当良いなぁ。和む -- 2010-09-03 04 09 30 森に帰っても、異端として同属に殺されるだけじゃね? -- 2010-08-20 02 17 34
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ネリアン 18KB 観察 理不尽 実験・改造 加工場 現代 独自設定 うんしー 人間がとても不幸になります ※独自設定垂れ流し 今回は特に注意 ※餡子んぺに触発されて書いたのですが 内容があまりにもアレなので出展はやめました ※人間がとても不幸になります せわあし やしーむ やしーむ それは、この世ではないどこからから響く声。 せわあし やしーむ やしーむ それは、満たせない空虚の消滅を願う声。 せわあし やしーむ やしーむ それは、世界を終わりへと導く、破滅の声。 ネリアン 「みんな! ゆっくりでてきてね! とってもだいじなおはなしがあるんだよ!」 群の中心で、ゆっくりまりさの声が響いた。 何事かと木の下の穴や地面に掘られた穴などのおうちから姿を現すゆっくりたち。 「ゆ? まりさ、どうしたの?」 「わかるよー、なにかそうだんしたいことがあるんだねー」 「むきゅ! それならけんじゃのぱちゅのでばんね!」 「とかいはなありすがそうだんにのってあげてもいいわよ!」 時間は夕方に近い。群れのゆっくり達はほとんどがおうちに帰ってきており、まりさの呼 びかけでその大半が集まってきた。 いくつもの疑問の声と問いかける視線を集め、当のまりさは落ち着きなくそわそわしてい る。 「あ、あのね! じつは……」 「みんな! おにいさんたちと加工場に来てね!」 言葉とともにまりさの後ろから二人の人間が現れた。 近くの木に隠れていただけだが、まりさの呼びかけに安心して集まったゆっくりたちは全 く気がついていなかった。 「ゆわあああ!? に、にんげんさんだあああああ!!」 「ままままりさあああ!? どういうことなのー!?」 「かこうじょ!? かこうじょはゆっくりできないいいいい!!」 蜂の巣でつつかれたように騒ぎだすゆっくりたち。混乱のあまり逃げ出すことすら忘れて 喚き散らすあたり、ゆっくりの愚かなところだった。 まりさはゆっくりと振り向くと、人間に問いかけた。 「ま、まりさやくそくまもったよ! だからまりさだけはにがしてくれるんだよね!?」 「すまない、あれは嘘だ」 まりさが驚く暇もなく、男が取り出したのはメガフォンのような機械。 かちり、とそのスイッチが押された。 「ゆ!?」 「ゆぴ!?」 「ゆ……!? ゆ……!?」 ぶん、という低いうなりとともに、あたりの木々がざわめいた。 ゆっくりたちは一声上げると動かなくなった。 目を見開き震え、「ゆ! ゆ!」と時折うめくだけだった。 「たいしもんですね、さすが加工場特製。ゆっくりども、きっちり麻痺してますよ」 二人の人間のうち、若い方の男がゆっくりを軽く蹴った。ゆっくりは蹴られた衝撃にころ ころ転がる。踏みとどまろうという気配すらない。目をキョロキョロと動かすばかりだ。 「おい、やめろ。ゆっくりを無傷で捕獲するためにわざわざこんなものを持ち出したんだ」 年輩の男が諫めると、若い男は肩をすくめた。 先ほど使われたメガフォンのような機械。これは「対ゆっくり音響兵器」という仰々しい 名前を持つ。 ゆっくりは耳がない。全身の皮膚で空気の振動を感じて音を聴く。そのため、実は大きな 音に弱い。 この「対ゆっくり音響兵器」はゆっくりがもっとも苦手とする周波数の音を大音量で放出 する。この音を浴びたゆっくりは皮が麻痺して動けなくなるのだ。ゆっくりにとって皮は 外骨格のようなもの。それが麻痺するのだから、まったく動けなくなり完全に無力化する。 「兵器」と呼ぶに相応しい恐るべき威力だが、ゆっくり以外にはほとんど害のない周波数 の音であり、実にクリーンな機械なのである。 「さあ、仕事を始めるぞ。ゆっくりを傷つけないよう細心の注意を払え」 「はいはい、わかってますよ先輩」 二人の男は加工場の職員だ。今日は野生のゆっくりを捕獲しに来たのだった。 ・ ・ ・ 「先輩。どうして俺たち、こんなに野生や野良なんか集めるんですかね?」 トラックを運転しながら、男は助手席に座る先輩へ問いかけた。 あのあと、ゆっくりたちの捕獲は滞りなく終わった。「対ゆっくり音響兵器」で動けなく なったゆっくりは容易につかまえることができたし、巣穴に残っていた子ゆっくりなども 問題なく捕らえられた。 まったくもって簡単な仕事だった。 捕まえたゆっくりたちは今はトラックの荷台の中だ。みっしりと詰め込まれているものの、 緩衝材を適度にはさんでいるためゆっくりが傷ついたり潰れたりすることはない。 通常の野生ゆっくりの捕獲ならここまではしない。袋に適当に放り込み、何匹かつぶれて もかまわない、という大ざっぱなやり方が一般的だ。 野生のゆっくりをなるべく傷つけず、大量に集める。それがここのところ続いている、男 たちの仕事だった。 やることも奇妙だが、理由も知らされていなかった。 男はこの奇妙な仕事に前々から疑問を持っていたのだ。 「俺は知らんな。与えられた仕事をただこなすだけだ」 堅物な先輩の、いつも通りのまじめな様子に、男はため息をつく。 「でも気になりませんか? たかがゆっくり、加工場なら高品質なものをいくらでも生産 できます。それなのに、わざわざ野生のゆっくりまで集めるなんて、変じゃないですか。 しかも連日連夜ですよ。理由もなしにこんな仕事ばっかりじゃ納得いきませんって」 「仕事に余計な疑問を持つな。俺たちはただ与えられた仕事を……」 「おもしろい噂を聞いたんです!」 言葉を遮られ、むっとした様子の先輩にかまうことなく、男は自分のペースで話を続ける。 「先輩は『ネリアン』って知ってますか?」 「ねりあん……練った餡のことか? 確か第三課で新製品が……」 「違います! 『ネリアン』ですよ『ネリアン』! 現代の魔法、錬餡術(れんあんじゅ つ)!」 「……おまえはなにを言っているんだ?」 怪訝そうな先輩に、男は再びため息を吐く。 「本当に何も知らないんですか?」 「わからん。お前が何を言おうとしているのかすら想像がつかん」 「先輩が知らないのなら、やっぱりあれは噂なのかな……」 「それなら、いいんだけど」と、こっそりつけ加え、男はその噂について語り始めた。 ・ ・ ・ ゆっくりは、食べたものを何でも餡子に変換する「餡子変換能力」を持つ。 これはゆっくりを知るものにとって常識であるが、同時にもっとも不思議な点でもある。 人間の消化の仕組みは各臓器の機能や酵素の化学反応などで説明が付く。だがこの不思議 饅頭のこの機能については誰もが論理的にな説明ができない。 「なぜかそうなる」 問いつめられれば、誰もが最後には匙を投げそう答えるしかなくなる。 だが、それでもなお研究しつづけるものたちはいた。 加工場のある研究員もその一人だった。 彼のアプローチは通常のそれとは少々違った。 誰もが「ゆっくりが食べたものをなんでも餡子に変換する」ことに注視する中、まったく 逆方向から考えたのだ。 ゆっくりは食べたものを餡子に変える。 そして、餡子を消費して活動し、成長する。活動するための運動エネルギー。体内の餡子 を包む皮。お飾り。なにもかも、餡子で賄っていると考えられる。 ゆっくりは食べたものをなんでも餡子に変える。 これは裏を返せば、「ゆっくりは餡子をなんにでも変えることができる」のではないだろ うか? もしこの力を自在に使いこなせれば、ゆっくりをいくらでも生産できる加工場は無限に近 い富を得られることになる。まさに現代の魔法、よみがえった錬金術。 その研究はいつしか錬金術にちなんで錬餡術(れんあんじゅつ)と呼ばれるようになった。 ・ ・ ・ 「錬餡術……読みをもじって『ネリアン』って言うんですよ」 「くだらないな。お前、そんなことを信じてるのか?」 男の熱の入った説明を、先輩は一笑に付した。しかし、男はまるでひるまずに話を続ける。 まるで、何かに追い立てられているかのように。 「確かにバカバカしい話ですけど……見てるんですよ、俺たち。その研究の一部」 「なんだと?」 「ほら、あの! うんうんがとまらなくなったれいむ!」 「……ああ、覚えている。あれが、か……?」 男の言葉に、先輩は思いだしていた。確か男とともに、研究フロアを通りかかったときだ った。 「おにいいいざああああああん! れいむのうんうん! うんうんどめでえええええ!!」 加工場でゆっくりの悲鳴はありふれている。うんうんが止まらなくなったゆっくりだって 珍しいものではない。 下品な音とともにもだえ苦しむクソ饅頭――醜悪だが、加工場ではありふれた光景だ。 異様だったのは、それを調べる研究員だった。 「いいよおお! れいむううう! さあ、もっと見せておくれえええええ!」 「みないでええええ! ゆああああ! とまらないいいい! うんうんさんとまってええ ええ! どぼじでとまらないのおおおお!?」 「もっと! もっと! もっとだ! れいむのうんうん、もっと見せるんだあああ!」 「いやああああああ!」 とびちらされる液状のうんうんが体にかかるのも気にせず、鬼気迫る表情でゆっくりのあ にゃるを見つめる研究員。 醜くおぞましい光景だった。 「あれがどうかしたか? 胸糞悪くなる研究だったが、ゆっくりの研究してるやつなんて どいつもどっかおかしいんだ。ごくありふれた、ただの変態だ。珍しくはあるまい」 「あれが『ネリアン』の研究だったんですよ」 「……どこが?」 「人間にはほとんど違いなんてわかりませんが、ゆっくりにとってうんうんとふつうの餡 子は全くの別物です。だからうんうんは、ゆっくりにとって『餡子を餡子じゃないものに 変える』、もっとも基本的な行動なんです。研究員が調べていたのはそれなんですよ!」 先輩は天井を仰いだ。完全にあきれた様子だ。 「暇つぶしのバカ話にしても限度ってものがある。お前はもう黙って運転に集中していろ」 「こんな一本道で事故ったりしませんって。それよりここからが重要なんですよ……」 男の話はまだまだこれからのようだ。 先輩はもう諦めたのか、大きくため息を吐いた。 ・ ・ ・ 「ネリアン」の研究は進められた。 その結果、ゆっくりが餡子を消費してあらゆる活動をしてることがわかった。 餡子を熱エネルギーに変換して体温を得る。 餡子を運動エネルギーに変換して動く。笑う。しゃべる。 餡子を皮に変換する。皮ばかりでなく、あの体の成長とともにお飾りが大きくなるのにも 餡子を消費している。 そしてどすまりさの「どすすぱーく」のエネルギーすら、餡子の消費によって産みだして いるのだ。 これらの成果は素晴らしい未来を予感させた。かねてからゆっくりの餡子をバイオ燃料と するなどの研究は進められていた。だが「ネリアン」はその先をいく。 どすすぱーくの高エネルギーが容易に得られたとしたらどうだ? なにしろ加工場だ、餡 子は低コストで大量に得られる。人類の抱えるエネルギー問題を解決できてしまうかもし れない。 研究成果はその先をも垣間見せた。エネルギーだけではない。ゆっくりは、餡子からなん でも生み出せる。研究員はそう確信した。 ゆっくりの秘密を解明できれば、人類史上に革命だ。 だが、その研究はやがて頓挫する。約束された袋小路と言えた。ゆっくりが食べたものを 餡子に変換する仕組みだって解明されていない。その逆からのアプローチもまた、壁にい き当たるのは必然だった。結局のところ、ゆっくりはわけのわからない不思議ナマモノな のだ。 多くの者が諦めを背を向ける大きな壁。それ前にして、研究員は進むことをやめはしなか った。研究を始めたときと同じように、常識とは異なるアプローチをとった。 ・ ・ ・ 「それで、研究員は禁断のゆっくりを生み出してしまったんです……って、先輩、聞いて ます?」 一人で一気にまくし立ててしまった。その間、先輩は押し黙ったままだった。信号にさし かかりトラックを止め、男は先輩の方をちらりと見た。 息をのんだ。 先輩は真剣に男の方を見つめていたのだ。どこか怒っているようにも思えた。 「せ、先輩……?」 「いい。続けろ。そしてとっととそのバカ話を終わらせろ」 「は、はい……」 男の声は震えていた。 顔が青ざめていた。手も震えていた。何かにおびえているようだった。 それは先輩を恐れて、ではない。まるで自分の中にある恐ろしい何かに耐えているかのよ うだった。 でも、話すことをやめようとはしなかった。 ・ ・ ・ 「ゆっくりしていって……ね……?」 胎生型にんっしんをしたれいむは、自らが生み出した赤ゆっくりに声をかけようとして固 まった。 そこには想像していた赤ゆの姿も、期待していた笑顔もなかった。 真っ黒な餡子の固まりだけだった。 それを眺め、成功だ、と研究員はほくそ笑んだ。 胎生型にんっしんをしたゆっくりへの薬剤の投与、超音波による干渉。それらで生み出さ れたのがこの餡子の固まりだった。 研究員はこれは「反転ゆっくり」と名付けていた。 その名前の通り、すべてが反転したゆっくりだった。 皮も髪も、目も歯もおかざりも。すべてを体の中心に置き、それを餡子で包み込んだ異形。 中身と外見、なにもかもが反転したゆっくり。 それが、反転ゆっくりだった。 研究員は独特な思考法を持っていた。 それは、「何かわからないことがあったら、逆に考える」だ。今までの人生、問題に当た ったときはまずこの思考で解決を図ってきた。 餡子の変換能力の研究も通常とは逆のアプローチを行った。その研究が息詰まったとき、 彼はやはり同じ考え方で当たった。 普通のゆっくりをいくら調べてもわからない。それならば、普通ではないゆっくりを調べ ればいい。すなわち、何もかもが反対のゆっくりを人工的に生みだし、調べれば活路が開 けるかも知れない――研究員はそう考えたのだ。 そこで反転ゆっくりを生み出した。 もっとも別にこれですべてが解き明かされると、そこまで安易に考えたわけではない。体 内を直に見ることができるゆっくりがいれば研究しやすいかもしれない、という考えの方 が大きかった。 いざ作ろうとしたが、当然、そのほとんどが失敗した。皮という守りなくして胎生型にん っしんの衝撃に耐えられるはずもない。大抵は出産時に破裂・飛散した。かと言って植物 型にんっしんはすぐに実ゆっくりができるので、にんっしん後に干渉して反転させること ができない。 失敗が続き、研究員がそろそろ別のアプローチで研究しようと考え始めた頃。こうしてた またまうまくいったのだ。 今までのゆっくりとどう違うのか。どうして生まれることができたのか。薬の影響で通常 の餡子より堅くなったのか。研究員は目の前の奇跡に知的好奇心をくすぐられた。 そして、反転ゆっくりに触れた。 ・ ・ ・ トラックは止まった。目的地に着いたのだ。 そこは、かつて加工場だった場所。今は高い塀で囲われ、そればかりかドーム状の巨大な 天井もつけられており、外から中は見ることはできない。 二人の加工場職員は、ここにゆっくりを運びに来た。 捕まえたゆっくりを所定の門で受け渡すと、塀の中へと運ばれる。 二人は、その中のことを知らない。中に何があり、何が行われているかを知らない。知ら されていない。聞いても誰も答えない。ただ、噂だけがあった。 「……それで、研究員はどうなった?」 先輩がゆっくりと問う。 男はトラックを止め、反転ゆっくりに触れる下りまで話してから、話を止めた。そしてこ こについた途端、ハンドルに突っ伏してしまったのだ。 重苦しい沈黙の中、男はようやく口を開いた。 「……先輩は、ゆっくりの定義を知っていますか……?」 「ああ、加工場の職員が知らないわけがない。人の生首を模した形をしていて、稚拙なが ら人語を操る不条理ナマモノ。そして……」 男がビクリ、と震えた。 まるでその先の言葉におびえるように。 「中身は餡子。饅頭だ」 男は突っ伏していたハンドルか身を起こした。目は血走って、体中恐怖に震えていた。 「そう! 饅頭! 中身は餡子! それがゆっくりだ! それが定義! どんなに不条理 でもそれが絶対! 食べたものが餡子になるのも、餡子が別のものに変わるのも、すべて その中で起きていた! 割って中を取り出すのはいい! つぶしたってかまわない! で も、でも……反転だけはさせてはいけなかった!」 「おい、落ち着け……!」 「反転ゆっくりは奇跡的に誕生した! 完全すぎた! ねえ先輩、本当は知ってるんでし ょう!? この中でなにが行われているか! 本当は知ってるんだ! 知っているからこ そ僕の言うことを否定できないんだ! バカ話と決めつけて、ごまかしてる!」 「っ……!」 「反転ゆっくりが生まれた……中が外に、外が中に! だからこの世界は、ゆっくりの中 身になろうとしている! この塀の向こうには今でも反転ゆっくりがいて!」 先輩は男を殴った。 それでも男は黙らなかった。 「世界のなにもかもを! 餡子に換えてしまおうとしている!」 先輩はもう一度、男を殴った。 男は気を失った。 ・ ・ ・ ゆっくりは不思議かつ不条理な存在である。 ゆっくりの定義。ゆっくりは不思議饅頭。中身は餡子でできている。食べたものを餡子に 換え、餡子を別なものに換えて活動する。 反転ゆっくりは、すべてが逆になって生まれた。 生まれた後に加工されたのなら、そうはならなかっただろう。ゆっくりの中から外へでた 餡子は、ただの餡子に過ぎない。なにかを餡子に変換したり、餡子をなにかに変換したり はしない。 しかし、生まれたときからそうだったら? 初めからそうだったら、どうなるのか? 反 転ゆっくりはこの世に存在していて時から中が外で、外が中だった。そしてその概念は完 結し、固定された。 外が中へ。中が外へ。 内側に閉じこめられていた不思議が、外側にあふれた。 反転ゆっくりに触れた瞬間、研究員はどうなったか? ゆっくりの定義。ゆっくりは不思議饅頭。中身は餡子でできている。 触れた瞬間、その定義に従った。必然的に研究員は餡子と化した。 触れるものの何もかもが餡子と化した。加工場は崩壊した。地面も壁も設備も職員さえも、 なにもかもが次々と反転ゆっくりに触れ、餡子へと換えられていった。ゆっくりの不思議 に世界が書き換えられていった。 ゆっくりは大きくなるためにはなにかを食べなければならない。逆説的に、大きくなった ゆっくりはそのぶん何かを食べ続けなければならない。 反転ゆっくりの中心には皮と歯と髪とおかざり。しかし本当の意味での真ん中には、何も ない。無だ。反転ゆっくりの食べるられものなんてなにもないはず。 だが、反転ゆっくりは食べ続ける。餡子が増えるのなら何かを食べなくてはない。矛盾し てしまう。 だからきっと反転ゆっくりは「無」を食べているのだ。「無」はもともと無いのだから、 尽きない。 普通のゆっくりなら、皮の大きさが成長の限界を決める。皮の成長には大量の餡子を消費 する必要がある。しかし、反転ゆっくりにはその制限がない。 大きくなるのに邪魔になる枷がなにひとつない。 したがって、反転ゆっくりは無限に大きくなる。 ありとあらゆるものを餡子に換え、時間をかけてゆっくりと、世界のなにもかもを飲み込 んでしまう。 なにしろ触れるものすべてが餡子になる。だから抵抗するすべはない。爆弾で吹き飛ばす こともできない。普通に燃やすには大きすぎる。核兵器すら通用するかわからない。 だが、その概念に飲み込まれないものたちがいた。 加工場で唯一死滅していない存在があったのだ。 ゆっくりたちだ。 身体の内側に同じ概念を有するゆっくりだけが、反転ゆっくりに取り込まれることはなか った。元々世界から浮いた存在だ。 そして、ゆっくりたちは、外からお飾りの見えない反転ゆっくりをゆっくりと思わない。 ただの餡子の固まりとしか認識しない。 ゆっくりは反転ゆっくりを食べ始めた。 だがそれでも地を喰らい増殖する反転ゆっくりの増殖する速度の方が速い。 だから他の加工場ではフル回転でゆっくりを生産し、生まれたそばから反転ゆっくりを喰 らわせるべく加工場跡へ送り込んだ。 それでも手が足りず、職員は野良や野生のゆっくりを狩り集めることになった。 それが男の知る、現在の仕事にまつわる噂だった。 ・ ・ ・ 「う……」 男は目を覚ました。トラックのシートに寝かされていた。 「起きたか?」 「あ、先輩……」 「ゆっくりの搬入は終わった。今は次の捕獲ポイントへ向かっているところだ。 トラックは先輩の運転によって走っていた。 「先輩、俺、俺……!」 「忘れてしまえ。あんなデタラメ、あるわけないだろう……」 「でも、先輩だっていつも聞いているでしょう、あの……!」 「お前の言ったことが嘘だろうとデタラメだろうとホラだろうと……仮に、万が一、本当 だと、しても。俺達のやることは変わらない。与えられた仕事をこなす。それだけだ……!」 「だって、先輩だってあの声を……!」 男はそこで言葉を止めた。 気づいたのだ。先輩が震えていることに。 誰だって恐いに決まっている。受け入れられるはずがない。 ゆっくりを狩り集める。そんなことが、自分たちの当たり前にしていることが、世界の存 亡に関わる重要なことだなんて。 荒唐無稽な話だ。馬鹿げている。普通なら語るにも値しない与太話だ。 だが、男は笑い飛ばすことができない。 連日の、理由の語られないゆっくり集めが噂に真実味を与える。あの塀で囲まれた、加工 所跡の実在が完全な否定を許さない。 なにより、耳に残るあの声が、目を背けることすら許してくれない。 加工場だったあの場所に、ゆっくりを届けるとき。門にさしかかったところで、いつも、 聞こえるのだ。 分厚いコンクリートの壁から地鳴りのように響く、無数のゆっくりの声。 それが「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」の連なりであることが、ゆっくり加工場の 職員なら聞き分けられてしまう。 そして、何より聞こえてしまうのだ。 その地鳴りのような叫びの中に潜む、異音。 地の底から聞こえるようなくぐもった、それなのにゆっくりの発しているものだとわかる、 不思議で不気味なあの声。 あの噂とぴたりと一致してしまう、異形の反転ゆっくりが無を喰らう、歓喜の声。 せわあし やしーむ やしーむ 反転した、その声が。 了 by触発あき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐! ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! ふたば系ゆっくりいじめ 201 ゆっくりはじけてね! ふたば系ゆっくりいじめ 204 餡小話の感想れいむ・その後 ふたば系ゆっくりいじめ 211 むかしなつかしゆーどろ遊び ふたば系ゆっくりいじめ 213 制裁は誰がために ふたば系ゆっくりいじめ 233 どすらりー ふたば系ゆっくりいじめ 465 おぼうしをおいかけて ふたば系ゆっくりいじめ 469 おぼうしをぶん投げて ふたば系ゆっくりいじめ 478 おぼうしのなかにあったもの 上記以前の過去作品一覧は下記作品に収録 ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゾクゾクする -- 2015-08-24 13 49 55 いいよおお!でHUNTER×HUNTERのヒソカを思い浮かべてしまった( ・ω・`) -- 2012-12-03 11 45 53 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!! おそろしーしー漏らしちゃうって! リアルで起きたら怖いよ!? 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どうしてそう、正しい知識も無いのに物事を無理矢理厨二な方向に関連付けようとするのかな? -- 2011-03-06 11 56 37 ↓ゆっくりが食べた物を餡子に変換する能力のことを言ってるのではないですか?一応変換できる量は無限と言えなくもないのが通説ですし。 なんでそれがビッグバンと関係あるのかは自分にはちょっとわからないですが…。 -- 2011-02-24 02 01 37 ↓どこにw -- 2011-02-23 19 24 22 ↓え?あるじゃん。何言ってんの? -- 2011-02-17 21 19 35 ↓無限に餡子に変換できるビッグバンパワーなんて設定はないね -- 2011-02-17 20 57 00 ↓↓↓ゆっくりの全てを餡子に消化変換する能力はすでに固まってる設定であって、今さらそれを俺設定とは言えない。だからあなたの言ってることは筋違いだと思う。 このSSはゆっくりの特性のアンコントローラブルな側面を上手に利用した出来のいいSFだと自分は思います。 -- 2011-02-11 18 14 57
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信じようと信じまいと―― 20XX年、Y月Z日、日本の月探査衛星「蓬莱」は予定通り月の周回軌道に乗った。 月表面のより詳細な情報取得と資源探査、及び後発の着陸船の目標地点の調整のためである。 一般企業参加の元で開発された高解析度カメラを搭載した蓬莱は、高度調整の後にその任務に付いた。 月の表面上の直径10㎝の物体まで捉えることの出来るカメラ。 国際月資源開発基地の建設場所の決定を控える最終的な上空からの月査であった。 蓬莱が撮影した映像は航空宇宙開発局により一般に公開されていた。 月面から青い地球が昇る地球の出を捕らえた映像は他国のニュース番組を飾るほどの好評を博した。 だが、ある一部の映像はカメラの不調からの映像の乱れにより公開できなかったという。 誰も特に気にも留めない程度の欠落ではあったが、実は航空宇宙開発局により故意に隠された物であったと言う。 その映像はわずか5分程度の物である。そのカメラに写されていた物は――― つきのいなば* 未だに有人飛行を実現できずにいた日本は焦っていた。 欧米や中国、ロシアがそれを成し遂げていながら技術大国を名乗る日本は大きく遅れをとっていた。 一応有人飛行船の開発目処は立ってはいる。 設計上は何も問題のないはずの有人宇宙船。 だが日本にはこれに関してのそれまでの経験や積み立てというものが全く無いのである。 実際に宇宙に人を飛ばしてみないと分からないことなど五万とあるに違いない。 仮にもし何かのミスがあった場合の対応、処置など課題も山と積んでいる。 何も分からぬ、他人から聞いたのみの情報で人を宇宙空間に送り込む事。 それは間違いなく人体実験となる。 成功すればいいが、失敗した場合、最悪宇宙開発の断念、少なくとも中断は避けられない。 動物実験をしようにも彼らには言葉が通じない。 実際に機材を使わせたり生活させたりすることは到底無理だ。 人以外で言葉を理解し、ある程度道具の使える生き物。 やがて彼らは気づいた。その願いをかなえる都合の良い生き物が身近に居ることに。 うどんげは狭い部屋に閉じ込められ、一人寂しそうにベッドの上で与えられた携帯ゲームをしていた。 もう一人きりにさせられて2週間は経っただろうか。 ここは航空宇宙開発局の実験棟。今狭い空間内における落ち着きをテストする実験が行われている。 通常人間で行われる実験だが、今回はその代わりにゆっくりが入れられていた。 息苦しい無機質空間。空調の音がその孤独を際立たせる。 電子音にはもう飽きてしまった。携帯ゲーム機の音量は0。 泣き出しそうになるのをうどんげは必死に我慢していた。 それをごまかすかのように無心に定期的にスピーカーから聞こえる指示に従うか、あるいはゲームをしていた。 不意に室内に警報音が鳴り響き、部屋の奥に設置された白いドアがいかにも重たそうな音を立てて開く。 うどんげはゲームを放り出すとその扉の向こう側からやってくる影を見つめた。 カツカツという音が次第に自分に近づいてくる。 そしてそれが誰かが分かるや否やうどんげはその人影に抱きついた。 「お疲れさま、よくがんばったわね。うどんげ」 抱きつかれた研究員はそういって彼女の頭をやさしく撫でた。 うどんげは嬉しそうににゲラゲラ笑うと研究員に抱かれてその部屋を出た。 しけんにごうかくすれば、おねえさんがほめてくれる。 がんばってなくのをがまんすれば、おねえさんがゆっくりさせてくれる。 うどんげはそのお姉さんの優しさだけを支えに、今までずっと厳しい実験に耐えてきたのだ。 うどんげは加工所で生まれた。 生まれてすぐに母親から引き離され、毎日寒くて汚いゲージの中で縮こまって泣いていた。 美味しくないご飯。憂さ晴らしに自分をいじめる年上のゆっくり達。 うどんげはゆっくりする事を知らなかった。 誰も助けてくれない、誰も守ってくれない加工所がうどんげは大嫌いだった。 だがそんな折、うどんげにある転機が訪れた。 宇宙船に乗せる実験体としてのゆっくりの選抜が行われたのである。 全てのテストに合格し、比較的おとなしかったうどんげは見事実験体に選ばれ、その住処を移した。 きれいな部屋に美味しいご飯。 うどんげは始めて自分のゆっくりプレイスを見つけた。 だがそれ1週間も続かず、すぐにうどんげは本格的な耐久実験に回されてしまう。 大きな機械に振り回され、ローラーの上を延々と走り続け、極度の温度差に身を晒された。 うどんげはさらに過酷になった自分の環境を、そして運命を呪った。 日に日に心身ともに文字通りぼろぼろになってゆくうどんげ。 願わくば、私を作った神に呪詛を、願わくば、私を虐げる人間に罰を。 だがある日、うどんげに手を差し伸べる人間が現れた。 いつも通り実験でぼろぼろになったうどんげは一人実験室に倒れていた。 近づいてくる足音。また同じようにストレッチャーに放り込まれ部屋に置き去りにされるのだろう。 うどんげは泣きもせずに不貞腐れたように体を丸めた。 背後で止まった足音。うどんげは痛みを覚悟して目を強く瞑った。 だが、彼女は不意に暖かく、心地の良い何かに包まれた。 「かわいそうに、こんなにボロボロになって……」 そういってギュッとうどんげを抱きしめたのは若い女性の研究員だった。 彼女はゆっくりと歩き出すと、うどんげの頭を優しく撫でた。 うどんげの飼育部屋に入ると彼女はうどんげに丁寧に治療を施す。 いつの間にかうどんげは泣いていた。どうして泣いているのか分からなかった。 別に悲しいわけではなかった。でも涙が止まらなかった。 「ぶえええぇぇぇぇ……」 うどんげの悲しげな泣き声を聞いて、彼女もまた目じりに涙を浮かべていた。 「ごめんね、辛いでしょう……」 うどんげはいつまでもな彼女の腕の中で泣いていた。 その後、彼女はうどんげの実験が終わると毎回やってきてはうどんげを介抱するようになった。 うどんげは日に日に元気になってゆき、実験結果もなかなかの物になっていた。 このじっけんがおわれば、おねえさんとゆっくりできる。 うどんげはお姉さんの介抱を糧に、日々の実験を乗り越えてゆく。 遂にうどんげはたのゆっくりを退け、宇宙船にのる実験体として選抜された。 うどんげを乗せる宇宙船の準備は着々と進み、とうとう打ち上げ予定1週間を切った。 いつもより物々しい雰囲気の実験棟。 うどんげは小さなブレザーにネクタイ、スカートという普段と変わらぬ格好でお姉さんと歩いていた。 「いい、うどんげ。あなたはこれから宇宙に行くのよ。それもゆっくり初なんだから!」 分かってか、ゲラゲラとさぞ楽しそうに笑ううどんげ。 大きな奇怪の前で歩みを止めると、お姉さんはうどんげに向き直り微笑んだ。 「うふふ、うどんげも嬉しい?私もとっても嬉しいわ」 そういうと、しゃがみこんでうどんげに首輪を取り付ける。 ゲラゲラとひときわ大きく笑ったうどんげの小脇を抱え、機械の中の小さな座席にうどんげを座らせた。 「さあうどんげ、頑張ってね。貴方は今歴史の1ページとなるのよ!」 そう言うと頭を撫で、機械から離れるお姉さん。 ゆっくりとシャッターがしまり、うどんげの視界から消えていくお姉さん。 最後に彼女の口元が何か言っている様に見えたが、うどんげがとうとうその言葉を知ることは無かった。 光が遮断されると同時に、うどんげは何か甘いにおいに包まれ、静かに眠りに落ちていった。 201X年X月X日、日本航空宇宙開発局は、新たな小型実験衛星の打ち上げを発表。 より高度な遠隔操作技術実験のため、月軌道上を2週間周回の後、事前に決められた落下地点に墜落する予定。 前回の月探査衛星でも動揺の実験を行ってはいるが、更なる精度での落下計測を行う為に再度行うとの事。 また、生命維持装置などの耐久実験も行うとされている。 201X年X月Y日、日本航空宇宙開発局は、衛星制御及び装置耐久実験が成功に終わったと発表した。 目標地点より誤差100m以内への落下が確認され、関係機関は大きな関心を寄せている。 ―――蓬莱が撮影した問題の映像には、月面を動き回る何者かの影が映ってた。 その姿はウサギの耳をつけた幼い女の子の容貌であったという。 生命が存在するはずのない月面上に、それも人型の生き物がいるなどあってはならない事。 世界の混乱を恐れ、彼らはすぐさまその映像を隠蔽した。 だが本当に彼らの目的は、常識を守るためだけだったのだろうか……? 貴方が信じようと信じまいと――― 今も静かな海の何処かで、一匹のうどんげが寂しさに泣いているのである。 =============================================== 書いた人:かりすま☆れみりゃ ゆっくりいじめ系1989 ゆっくりいじめ系2006 ぱちゅりーと鉄塔 ゆっくりいじめ系2011 満月の夜とひとりぼっち ゆっくりいじめ系2034 紙のさくやさくや ゆっくりいじめ系2092 はじめてのチュウ ゆっくりいじめ系2222 7本の稲荷寿司を捜し求める虐待お兄さんと愛と勇気のヌビビビンビドゥ ゆっくりいじめ系2432 SSがあっぷされるまで ゆっくりいじめ小ネタ366 爆裂資産
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ゆっくりアストロン対策 ゆっくりたちがアストロンを使うようになったという。 それを聞いたとき、俺は信じられなかった。 ゆっくりがアストロンを使えるわけがない、という意味ではない。 ここは幻想郷だ。饅頭が魔法を使ったって、不思議じゃない。 だが、俺が信じられないのはそこじゃなかった。 試しに愛用の杖を持参して、森へ行ってみることにした。 「ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってねー!」 「ゆっ!」 五分もしないうちに現れた。れいむ一家だ。 「ゆっくりしていってね!」 挨拶するれいむたちの前にしゃがんで、俺は聞いてみた。 「なあ、おまえたち。そんなにあっさり出てきちゃっていいの? 人間にいじめられるとは思わないの?」 「ゆふっ! そんなしんぱいはゆっくりなくなったよ! れいむたちは むてきのまほうをつかえるようになったよ!」 「うっそだ、そんなわけないだろう」 「ゆゆ、おにーさんはしんじないの? じゃあゆっくりやってみせるからね!」 そう言うと母れいむは、得意満面で唱えようとした。 「アスト「マホトーン」 俺のひとことで、れいむは沈黙した。口をパクパクさせるが、呪文が出てこない。 驚愕するそいつをしばらく見つめてから、俺はおもむろに指を突きつけ、言った。 「メラ」 ボッ! 火の玉が飛び、れいむの顔面を直撃した。 「ゆぎゃああああああ!! あづいあづいあづい、あづうぅぅぅい!」 もだえ苦しんだ挙句にれいむは死んだ。 残った子ゆっくりたちがガクガクブルブルしている。俺はそいつらにも指を向けた。 すると、中に一匹勇敢で機転のきくな奴がいて、とっさに叫んだ。 「ま、まほとーん!」 ギュッ、と喉が締め付けられる感触がした。 なんと、本当に魔法をかけられてしまった。なかなかやる饅頭だ。 が、俺は落ち着き払って背中の杖を取り出し、子れいむの頭上にかざした。 ピカッ! と閃光がひらめき、ズバババッ、と稲妻が子れいむたちをなぎ払った。 「ゆぎゅん!」 「ぐべえ!」 「あごっ!」 ぼぼぼん、と立て続けに爆発して子れいむたちは死んだ。 術者が死んだのでマホトーンが解けた。俺はため息を付いた。 「ふう……っていうか、別にこんなことしなくても、鉄化したら土に埋めちまえば済むことだよなあ……」 俺が信じられなかったのは、アストロン程度で無敵になったと思い込むゆっくりのアホさ加減だった。 しかし、ゆっくりはほんとに信じていた。さすがはゆっくりだと思い知らされた。 俺はいかずちの杖を背中に戻し、出しゃばってしまったことを反省しながら、村へ帰った。 アイアンマン これまでに書いた話 ゆっくりいじめ系1084 ゆっくり実験01 (まりさ解体) ゆっくりいじめ系1093 ゆっくりエレエレしてね! このSSに感想を付ける
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裁 13KB 死なない・優遇ゆっくりあり 描写薄め セルフパロディ ※『ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏』のセルフパロディです ※というかむしろ使い回し? ※他作者様の作品を一部参考にさせて頂きました ※死なない、優遇されるゆっくりが存在します ※どうしてこうなった! 裁 ユギャァァァァァァァァーーー! 今日もどこかで悲鳴が聞こえる……。 「ゆぎゃあーーー!」 「なにしてるの!れいむおこったよ、ぷんぷん!!!」 ある森の奥でれいむとまりさのスタンダードな番が襲われている。 この夫婦は非常にゲスなでいぶとゲスまりさであった。 でいぶはお人よしを見分ける勘が鋭く、それによって他のゆっくりから食料を分けてもらい、少なければ逆切れしてそのゆっくりを殺して奪っていた。 そしてゲスまりさは独り身や群れから離れた場所に住むゆっくりを甘い誘惑で誘い出して殺し、その家ごとすべてを奪っていた。 この糞饅頭2個が番になることで、家と食糧に関しては申し分のない生活を送ることができていた。 「ついに見つけたぞ強盗ゲス夫婦め!今日でお前たちも年貢の納め時だ!」 当然善良なゆっくりにとって、その姿はゆっくりできないどころか脅威として認識された。 この番は先ほど愛でお兄さん率いるゆっくりの集団に襲われたのだった。その数は20匹。いくら栄養状態のいい糞饅頭でも勝ち目はない。 先程のゲスまりさの悲鳴は、逃げようとしたところを隠れていたゆっくりに噛みつかれたことによるものだった。 (ゆう、こまったよ…。このままじゃいっしょうゆっくりできなくされちゃうかもしれないよ。れいむをまもれないなんてまりさはおっとしっかくだよ!) 「ゆ゛っ!にげんさん、まりさはむじつだよ…。ひとものもなんてうまれていちどもとったことないよ?」 「嘘をつくな!お前達がこの家の主を殺したところを目撃した子がいるんだ!」 「ちがうよ!れいむたちにおうちをくれないげすをせーさいしただけだよ!そしたらおうちにだれもいなかったからここはもうれいむたちのおうちなんだよ!」 「ああ!?何言ってるんだ、それを強盗って言うんだ。しかも開き直っているなんているなんてとんでもないゲスだな!」 「れいむうううう!なにかってにしゃべってるんだぜええ!?」 この愛でお兄さんは最近ゆっくりんぴーすと分離した「ゆっくり愛護協会」に属していた。 この2つの組織が分離した理由は『ゆっくりにとって住みよい世界を!』という理念の解釈の違いだ。 ゆっくりんぴーすはこれを『ゆっくりにとって住みやすいように、環境や法を変える』という思想で行動している。 対してゆっくり愛護協会は『ゆっくりが世界で生きやすいように、教育やペット化、ゲス排除を図る』というものだ。 農家でのゆっくりによる食害を例にとってみよう。 ゆっくりんぴーすでは野生動物の被害として自治体による補償や自己負担を農家に求める。ゆっくりを殺そうものなら、『言葉で解決すべきだった』『野生の生き物なんだから仕方がないのに』と被害者を激しく非難する。 愛護協会では損害面では同じだが、毒餌や効果的な柵、罠などのゆっくり対策を無料セミナーで広める。 ゆっくりに対しても、野菜の味を占めて仲間を引き連れて再び現れかねない、人間の集落から帰ってきた武功により群れの重役になればさらに被害が広がりかねない、としてその場で殺すことを強く推奨している。 そのような馬鹿をできるだけ排除しておかなければ静かに暮らすゆっくりにも悪影響が及ぶからだ。 ゆっくりんぴーすはゆっくり愛護協会をペット事業や対策品販売が目的のえせ愛護者と批判し、 ゆっくり愛護協会はゆっくりんぴーすを現実離れの自己満足集団と蔑んでいた。 今回の糞饅頭討伐もゆっくり愛護協会の活動の一環なのだ。 このようなゆっくりを排除し、ゲス因子を少しでも減らすこと。人間の強さを理解させ、畑の襲撃やおうち宣言を未然に防いで人間との摩擦を減らす。 愛護協会の野生対策の一つである。 「ゆああああ!おねがいだよ!おうちとたべものはぜんぶあげるからみのがして!」 「だめだ!お前達はもう許されきれないほどの罪を重ねた。それにその家と食べ物はお前たちのものじゃない!」 「まりさ!にんげんなんかにあやまるひつようはないよ!れいむとまりさならにんげんなんてしゅんさつだよ!」 「どうやられいむの方は状況すら分かってないみたいだな。やはりお前らのようなやつらは生かしておけない」 「じゃあせめて…せめてまりさだけはみのがして!じつはまりさはれいむがこわくてしょうがなくやってただけなんだよ!」 「どぼじでぞんなごどい゛う゛の゛お!?」 そこからでいぶとゲスまりさの耳障りな口論が始まった。 そして愛でお兄さんはいいかげんにゲスとの会話にうんざりしてきた。 「いい加減にするんだ!この森の善良なゆっくり達のために、お前たちを永遠にゆっくりさせる!」 お兄さんが近づこうとした時、 「ゆっへっへ…それがこたえなんだな?くそにんげん」 ゆっ?と糞饅頭を囲っていたゆっくりすべてと愛でお兄さんが固まった。 「何…だと?」 「ゆっへっへ。まりささまがほんきでいのちごいしてるとおもったの?」 「何か…打開策があるとでも言うのか?」 お兄さんは警戒心を強めていた。明らかに先ほどと雰囲気が違う。まるでうふふと言っていた少女がだぜ口調になったかのようだ。 実はこの黒糞饅頭はドゲスの配下の一員であり、ドゲスに食べ物やキラキラしたものなどを上納していた。配下の中で一番上納品の質・量がよかったので、ドゲスからは幹部として扱われ今回のように復讐されても見捨てられずにドゲスが幾度も助けに来ていたのだ。 いつも通りなら、先程の悲鳴を聞いて出発しそろそろ到着するころである。今までのやり取りも、ドゲスが間に合うための時間稼ぎだったのである。 「まりささまはこんなところでしぬゆっくりじゃないんだぜ?」 ァァァァァァァァァァーーー! どこからか声が聞こえる……。 「まりささまがかなわなくても、こんなときのためのほけんがあるんだぜ」 ァァァァァァアアアアアアーーー! 声が聞こえる……。その声は、瞬く間にここに近付いてきた。 「くずどもはおとなしくしていればよかったのに、こんなことするのがわるいんだぜ」 アアアアアアアアアアアアーーーッッッ! 「さっさとこいつらをころすんだぜ、どすっ!!!」 声の主が姿を現す。そこには、ズタボロのドスまりさがいた。 「ゆぎゃああああああ!だれか助けてえええええええ」 群れではなく、分散した配下を従えるドゲスまりさがこの周辺にいる。この情報は糞饅頭夫婦の殺害が実行される直前に入ってきたのだ。 彼らも一応は愛で団体。糞饅頭を討伐するというゆっくり達との約束を反故にしたくないし、何より後回しにして被害を拡大させるわけにもいかない。 かといって任務中にドゲスに襲われる可能性も存在する以上放っておくわけにもいかない。 そこでゲス夫婦はこのお兄さんが、ドゲスは協会内の特殊部隊によって同時討伐することが決まった。 ゆっくり愛護協会がゆっくりんぴーすと異なる最大の部分。それがこの『ゲスゆっくり制裁特別部隊』。 なんとこの部隊は愛護団体の所属でありながら制裁鬼意山のみで組織されているのだ。 愛でお兄さんがゆっくりの案内のもとあのゲス夫婦へ向かっていた時、部隊はドゲスの巣へ赴き襲撃を開始していた。 「どすー。こんかいのじょうのうひんだよー。わかるねー?」 「むきゃきゃ。ぱちぇのずのうならこれぐらいのりょうをだましとるのなんてあさむーしゃまえだったわ」 「とくのうみるく!」 「ご苦労だったぜ。そこに置いておくんだぜ」 (チッ、これっぽちの上納なんてふざけているんだぜ!こいつらはもう何があっても助けないんだぜ) ぷすっ 「ゆ?何か今刺さって…ゆ゛ぶ」 「どす?どうかした……」 「ゆぎゃああああかゆいいいいいいいい」 先程違和感を感じた場所から突然強烈な頬のかゆみが襲ってきた。 そしてあまりのかゆみにドゲスはそばにいるゆっくりのことなど忘れて転げ回った。 「こっちこないd『グシャッ』 「むぎゅうううぱちぇだけでもいきのb『プチッ』 「ちんぽおお『ドピュッ』 「かゆかゆーーー!」 ドゲスの転がりに巻き込まれて3匹は仲良く死んでいった。 一方ドゲスはそれでも転がり続けた。 帽子はすでに脱げており何度もドゲスに轢かれ、ドゲス自身も何度も木にぶつかってからだのあちこちに傷を負っていた。 「唐辛子弾を撃ち込んだのにかゆいだけか…さすがドゲスだ」 「帽子の中にスパークキノコ確認!口内自生型でなく収穫帽子収納型!」 「よし、なら即行動開始!」 「「「「「ヒャア!我慢できねえ!ゲスは制裁だあ!」」」」」 「ぜえ…ぜえ…やっとかゆみが治まったんだぜ…」 「「「「ヒャアアアアア!!!」」」」 「ゆううう!?なんでいきなり虐待鬼意山が現れるのおお!?」 ドゲスは帽子からスパークキノコを取ろうとしたが、ここでようやく帽子が無いことに気付いた。 急いで辺りを見回すと、ちょうど1人の鬼意山が火炎放射機で帽子を燃やしているところだった。 「ヒャア!雑巾は焼却だあ!」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!ドスのお帽子さんに何やってるんだz「一番乗りいいい!」 鬼意山がドスの横顔から先程より強力な唐辛子弾を撃ち込んだ。唐辛子の変換・無力化は全身の餡子で行わなければ間に合わないほどの量なので、ドゲスは移動などの大掛かりな運動がしばらくできなくなった。 「ゆっぎゃあああああああああああああああああ」 「ならば俺はわさびを塗った剣で刺す!」 「ひぎゃああああああああああああああああああ」 「そして俺は必殺ゆ虐空手だ!」 「ごふぁああああああああああああああああああ」 「じゃあ俺はくんかくんかするぜ!」 「ゆふうううううううううん…ふぅ」 鬼意山本能に従ってドゲスを思い思いの方法で虐待していく面々。ハンマーで叩き、槍で刺し、死臭付きお飾りを結びつけたり。ドゲスを肉体的・精神的に削っていく。 しかし、鬼意山達はドゲスの前面では決して攻撃しなかった。ドススパークは無力化したとはいえ、あの巨大な口自体が十分脅威であるし、大きな石を隠し持っていたら危険だ。その判断がドゲスに突破口を与えてしまった。 「ゆああああああもうやだああああだれかたすけてえええええ」 突然ドゲスはまっすぐ走って逃げだしてしまった。 自分で動かず上納という独自のシステムでゆっくりできる食料を確保していたので、このドゲスは餡子が通常より多かった。そのため想定よりも早く唐辛子の毒素の餡子変換が終了してしまったのだ。 前でだれか作業していればひるんでその場で動けなかったかもしれない。そうすれば再び撃ち込んで動きを止められたのであろうが、後の祭りである。 「ちっ!まだあんな余力が!?」 「くそう!虐待なんかせずに始めから殺すべきだったか」 「追うぞおお!」 以上がドゲスがここまでくる経緯である。だが所詮は手負の身。ちょうどゲス夫婦の元にたどり着いたところで虐待鬼意山達も追いついてきた。 「「「「「ヒャアアア!追いついたぜえええ!ドゲスは制裁だあああ」」」」」 「も゛う゛来な゛い゛でええええええ」 「ヒャアアア!愛しのありすの仇ィィィィ」 一人の鬼意山が銃弾をドゲスに撃ち込んだ。今までのように変換・無効化できるような生ぬるいものではない。対ドス級駆除用に開発された本気のものだ。 その弾丸には『毒唐辛子』のという意味の現地名を持つビフ・ジョロキアの粉末を内蔵しており、ドス級ゆっくりへ撃ち込むことで体内で弾けて猛威を振るうのだ。 「ゆごあ゛だばヴェな゛がべぎょ!?!?」 ドゲスは体内で炸裂した猛毒で動きを封じられた。しかもそれは物理的に封じたのではなく、あまりの苦痛で動けないというだ。この苦痛から解放されるには大量の薬品を用いて体外へゆっくり排出するしかない。 この制裁鬼意山は飼いゆっくりをゲス野良に殺された元愛でお兄さんであった。 「ヒャッホーーーイ!天国のドス!見てるかあああ?」 一人の鬼意山がドゲスの髪の毛に炎を浴びせた。 (ゆああああああ!ドスのサラサラヘアーがあああああ) この制裁鬼意山は元無差別派であったが、山で遭難し餓死しかけたところをドスまりさに助けられ改心した。その後ドスを訪れたら流浪のドゲス一派に群れのゆっくりごと殺されており、以後そのドスを弔うためにゲスのみを狩り始めたのだった。 他の鬼意山やこの場にいない隊員も同様である。皆何らかの理由でゲスを憎んで制裁鬼意山になったのだった。だからこそ愛護協会に所属して、善良なゆっくりを守るためにゲスを殺すのだ。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「「どすーーー!?」」 ドゲスはもう虫の息だ。 だが死にはしない。制裁鬼意山が意識が回復しない程度にギリギリの量のオレンジジュースを流し込んで生かしているのだ。 「まりささまはにげるんだぜ!そこでれいむをゆっくりころすんだぜ!」 「まりさこそゆっくりしんでね!」 「逃がすわけないだろうが!!!」 混乱に乗じて逃げ出そうとしていたゲス夫婦は愛でお兄さんに蹴られて善良なゆっくりの前に落ちた。 「ゆべし!」 「ごふっ!」 「みんな!なかまのかたきだぜ!」 「はにーのかたきいいい」 「れいむのぱしたさんかえせええ」 ゆっくり達が夫婦に群がりリンチを開始した。ある者はでいぶのもみあげをひきちぎり、またある者はゲスまりさの帽子を目の前で引き裂いた。 強烈な蹴りを喰らった直後な上に10倍の数のゆっくりに囲まれた糞饅頭は抵抗らしい抵抗などできずに袋叩きにされていった。 枝で目とまむまむを刺された。 髪を噛まれて振り回された。 体当たりを受けて続け歯がすべて折れた。 何十回も石をぶつけられ皮が破れた。 全身にうんうんとしーしーをかけられた。 リンチが終わった後には、比喩ではなく本当に糞饅頭が転がっていた。 「ほ…ほうやは…おうひかへふ…」 「おにいさん!ぱちぇたちはゆっくりごろしはできないからとどめを!」 「おう!」グシャ! 「ひいいいいい」 「でいぶは今潰した。ゲスまりさ、何か言い残すことは?」 「ほ…ほっほゆっふひひ『グシャッ』 「馬鹿が。ゲスにそんなこと言わせると思ったか?」 「ゆゆーん。じゃあこのドゲスは森の外まで運んでおくね!」 任務完了の連絡後、愛護協会に所属しているドスまりさがやってきて巨大スィーでドゲスまりさを運んで行った。 ドス級の検体は貴重なので、治療した後で生きたままバラバラに解体して調べるのだ。 ゆっくりの未来のため、ゲスを惜しみなく動物実験の犠牲にするのもゆっくりんぴーすと異なるところだ。 「おにいさんたち、ほんとうにありがとう。これであんしんしてくらせるよ」 「ああ、こちらこそ皆を守れて嬉しいよ」 「ゲスが現れたらすぐ俺たちのもとに来いよ。すぐそいつを制裁してやるからな」 「ゆー。おにいさんはちょっと……」 「「「「「「「「「「ははははははっ」」」」」」」」」」 「ちょっ。みんな笑うことないじゃないかあ」 楽しそうな笑い声があたりに響いた。彼らがいる限り、この森のゆっくり達は平和に暮らしていくだろう。 そして森の出口では、目を覚ましたドゲスが自分の未来をドスに聞かされ、大粒の涙を流しながらトラックに積まれていった。 ユギャァァァァァァァァァァーーー! そして明日もどこかで悲鳴が聞こえるであろう……。 【補足】 作中の愛でお兄さんは素直な可愛いゆっくりが好きであり、矯正不可なゲスなんて心底どうでもいいって人です。 愛でに紛れ込んだ虐待鬼意山じゃないよ。 【あとがき】 属性を入れ替えるだけであら不思議。もう一本駄作ができちゃいました。 最初は『仏2』って題名でしたが、「ハハッ、ほとけさまかんけいないじゃないか!バカかい?」って脳内でなずーりんが罵ってくるんで『裁』に変えました。 ちなみに本当は新作を先に出す予定だったんですが、あまりにも虐待描写に詰まっちゃったんで息抜きにこちらを先に完成させました。 第1作と比べて腕は上がってますか? 参考文献 ふたば系ゆっくりいじめ 444 ドスハンター 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏 ふたば系ゆっくりいじめ 393 体 ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2 ふたば系ゆっくりいじめ 452 体3 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る (ノ゜Д゜)ノニガストオモッタカ?ヒャハァァァァァァァァァァァァ!!!!!!! -- 2016-08-28 22 11 28 ぱしただけは謎だ……。やっぱり、ゆっくりんぴーすって○ーシェパード並のアレな組織なんだな。ゲス放置なんて間接的に苦しめてるのに -- 2012-10-24 23 40 45 やっぱりゆっくりんピースはクズだね! -- 2012-09-15 20 41 37 じゃあ俺はくんかくんかするぜ!wwwwwwwwwww -- 2012-08-16 22 59 49 ↓↓↓それは愛でお兄さんが引き連れてた20匹の善良ゆっくりのうちの一匹のセリフだから野性ではないでしょ。 ぱした=パスタ -- 2012-03-17 23 07 02 ぱしたって何ぞ? -- 2012-03-17 17 29 37 馬鹿が。ゲスにそんなこと言わせると思ったか? シビれた… -- 2011-10-13 03 16 22 >「れいむのぱしたさんかえせぇぇ」 野生の分際でぱした…だと…? -- 2011-01-10 19 39 05 俺はゲス制裁と善良ゆっくり理不尽虐待のどちらも同じくらいゆっくりできる ただ制裁鬼威山はあまり鬼威山らしくないかな なんか精神的に弱い感じがする -- 2010-11-15 05 49 19 制裁鬼意山さん達がゆっくりできるのには同意。 大儀が無ければ民衆は動かんよ。 ゆっくりんピースなんてさっさと潰れれば良いのに -- 2010-10-12 22 43 17 制裁鬼意山はゆっくりできる。人間のやることには大義名分は必要だと思う。 -- 2010-06-24 11 21 08 いい作品だとおもう。 -- 2010-05-26 09 21 45 やっぱこういう話のほうが好きだなあ -- 2010-03-14 13 21 30 まさにすっきりできる話だ -- 2010-03-07 03 31 43
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猫とゆっくり 6KB 虐待-普通 観察 人間なし 米印作 駄洒落はネタが尽きました ※ ※ ※ ※ ※ 猫とゆっくり ※ ※ ※ ※ ※ 動いて喋れるとはいっても、所詮はお饅頭のゆっくりは天敵に事欠かない。 生活圏の重なる人間を筆頭に、蟻や蜘蛛といった昆虫。雀やヒヨドリから鴉や鷹などの鳥たち。熊。猪。鹿。 猿。犬。蛇。亀……。 魚に食われる例も少なくないが、水中に入ること自体が致命的なのでこれは数えなくてもいいだろう。 そして、猫。 「くるにゃぁ! こっちにくるにゃぁああああっ!!」 にゃあにゃあ言っているが、これはもちろん猫の鳴き声ではない。 さらさらの金髪に赤いカチューシャを着けた、ゆっくりありすの悲痛な泣き声である。このありすは大きさ からして成体間近の子供のようだが、目前に迫る恐怖に幼児退行を起こしていた。 民家の間取りで生じた四角い空間。その一角に追いつめられたありすの目の前に、灰色の毛並みに片方の耳 だけが黒い猫が座っていた。 ありすのことを真っ正面からじーっと見つめる灰猫は、黒斑のある尻尾の先をピクピクッと小さく振りながら 目の前の獲物をどうしようか考えていた。 一息に仕留めて食べてしまうか? 「おきゃーしゃーんっ! ありしゅまだちにたくにゃいよぉっ!」 それとも狩りの練習台にするか? 「ねこしゃんにたべりゃれるにゃんていやじゃぁあああああっ!!」 耳障りな慟哭に灰猫の尻尾が大きく左右に揺れた。 ぶんぶん尻尾を振りながらスナップを利かせて右前足を一閃。 「ゆびょっ!?」 顔の中央に肉球を叩き込まれ、ありすは慟哭ごと民家の角へと押し込められた。 と、灰猫の尻尾がピンと立った。 やおらありすを押さえつける前足で、そのままありすをぐにぐにと何度も押す。 「ゆぶっ!? やめぇっ!? もっ!? ちょっ!? ゆっ!? くりぃっ!!」 ありすは押される度に悲鳴を上げるが、灰猫はその声も気にならない様子でもう一方の前足を伸ばした。 そして二本の前足でモミモミモミモミ……。 機嫌良さそうに目を細めた灰猫は、尻尾をゆらゆら揺らしながらありすを揉みしだく。 「ゆっ! ゆふっ! ゆんっ!? ゆあ…っ! ゆっ! ゆんっ! ゆっ! ゆぁあんっ!!」 一方、ありすは絶え間なく与えられる振動にすっかり陶酔していた。 振動を与えられることで容易に発情してしまう性質をゆっくりは持っている。発情したありすは灰猫への恐怖 を忘れて快楽に溺れた。もっとも、それはありすにできる精一杯の逃避だったのかも知れない。 暫くして、ありすの下腹に小さな突起がピンと突き出した。そして間を置かず、一心不乱にありすを揉む灰猫 の手によって、ありすは絶頂に上り詰めた。 「すっ! すっ! すっきりぃいいいいいっ!!」 一際大きな嬌声に驚いて灰猫の手が止まる。 そして目を瞬く灰猫の顔に、ありすの突起からピュッと飛び出た飛沫が掛かった。 それがゆっくりの生殖に用いられる濃縮された体液などと猫が知るわけもなく。灰猫は舌を伸ばして掛かった 飛沫を舐めとった。 「ゆはぁ……ゆふぅ……。ゆぅ、ねこさんにすっきりさせられちゃうなんて……」 顔以外にも掛かっていた飛沫を丁寧に舐めとっている灰猫を余所に、強制的に激情を迸らされたありすは がっくりと崩れ落ちる。 「ごめんなさい、まりさ……。ありすっ、よごされちゃった……っ!」 想うゆっくりの名を呟くありすの頬に涙が伝う。もっとも、高ぶりを放出した突起が未だに収まっていないので まったく締まらない姿ではあったけれど。 そんなありすの心情を灰猫には知る由はないし、興味もなかった。 舐めとった飛沫が美味しかった、ということ以外は灰猫の考えにない。 だから当然のように突起の先端から滴る飛沫の残滓を舐め上げた。 ザリッという不吉な音を聞いたありすが恐る恐る自らの下腹部を眺めると、そこにあったはずのものが周りの 肌ごと消え失せていた。 「………………ゆ?」 無い。 中身が零れ出すほどの傷を負ったにも関わらず、ありすの意識はそれだけを探した。 無い、無い、無い、無いッ!? 耐え難い痛みも止め処なく流出する命すらも脇に除け、ありすはただそれだけのために叫んだ。 「ありす、の……あ、ぁありすのとかいばぎゃぁあああああっ!!!」 今日一番の絶叫に、灰猫は尻尾を山なりに持ち上げた。 この時点まで、灰猫にとってありすは単なる遊び道具に過ぎなかった。だが火の付いたようなありすの大絶叫は、 間近で且つ真正面に居た灰猫の鼓膜を暴力的なまでに揺さぶった。人間であっても耳が痛くなりそうなくらいな のに、人よりも優れた聴覚を持つ猫であれば尚更である。 ただの猫であれば、すぐさま尻尾を巻いて逃げ出したに違いない。 ありすにとって不幸だったのは、灰猫が近隣一帯を縄張りに納めるボス猫だったということ。縄張り内の猫たちを 守るため、ボスの座を狙う猫どもに隙を見せないために、灰猫はどんな相手が『敵』となろうとも果敢に牙を剥いた。 再びありすを襲う、右前足の一閃。 「ゆびっ!?」 先程と違い、隠していた爪を晒した一閃はありすの頬を捕らえ、悲鳴を上げ続けていたありすの口を地面へと叩き 落とした。 そして新たな痛みを自覚したありすが身じろぎするよりも早く、灰猫の牙はありすの命を噛み砕いていた。 ※ 「……おちびちゃーん? そろそろおうちにかえるわよー?」 灰猫が今日の獲物を平らげた頃に、また一匹のありすが姿を現した。 まだ天敵の存在に気付いていないありすを横目に、灰猫は手などに着いたカスタードを舐め取っていた。そして 綺麗になった毛並みに満足すると、のっそり起き上がってありすの背後へと音もなく忍び寄った。 「おちびちゃんたらどこいったの? まったく、ママとのまちあわせにおくれるなんてとかいはじゃないわっ!」 プンプン、とまで口にしながらも、ありすは心配そうな眼差しで懸命に我が子を探していた。 そんなありすの背後に回ると、灰猫はおもむろにありすを押さえつけた。 「ゆぎゅ!? なにっ? なんなのっ!」 目を白黒させるありすの動揺など何処吹く風と、二本の前足に体重を預けた灰猫は再びモミモミとありすを揉み しだく。 何のことはない。灰猫はただ単に柔らかいゆっくりの感触が気に入っただけだった。 「ゆんっ!? だめよっ、ありすにはだーりんがいるのっ! いるの……に、ゆはぁあん! だめぇ……っ!!」 一方的に盛り上がるありすを余所に、灰猫は揉み心地だけを堪能した。 数分後。息せき切らせたありすは上気した顔に満足げな笑みを湛えて背後を振り返った。 「うしろから急におそいかかってきたわりにすごいテクニシャンねっ! いったいどんなゆっくりな……のか、 しら……ぁ?」 ありすの上気した顔が真っ青になっていく様を眺めながら、灰猫はのんびりと尻尾を縦に振っていた。 ※ ゆっくりは天敵に事欠かないなまものだ。 好奇心から玩び、狩りの練習相手として痛め付け、腹の足しにと平らげる。 そんな猫は、ゆっくりにとって恐るべき天敵の一つであった。 ※今回限りのあとがき これから米印(こめじるし)と名乗ることになりましたので、以後よろしくお願いします。 以下拙作。 ロスト 連鎖(HDDクラッシュに巻き込まれて消失) ふたば系ゆっくりいじめ 96 永遠にゆっくりするということ ふたば系ゆっくりいじめ 786 unchain ふたば系ゆっくりいじめ 839 ドン れいむ ふたば系ゆっくりいじめ 950 まりさ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 余談だが、猫はテオブロミン(チョコレートなどに含まれる)を代謝出来ないので、 見た目は猫のちぇん種は一緒に飼ってはダメ。 -- 2018-01-05 18 07 48 このありす親子は不法侵入した野良? その辺が書いてあるともっと楽しめる。 -- 2018-01-05 17 49 25 ぬこはケーキが好きなんだそうだ。脂肪分が多い食い物は効率がいいと 本能で知ってるらしい。だからケーキがあれば魚や肉より先に食べるという (そういう実証実験があった) -- 2012-09-13 13 48 27 ぬこは獲物で遊ぶからなw 脂肪分が多いカスタードとか好みそうだ。 一番標的になりそうなのは、生クリームのぱちぇだろうなーw -- 2010-12-01 21 37 32
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捨てゆっくりin 冬 14KB 虐待-いじめ 制裁 自業自得 追放 飼いゆ 現代 借ります ゆっくりを捨てるのは良くない 「れいむ、もうお前要らん。 何処へなりとも消えちまえ」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおぉぉぉ!!!?」 部屋の中に、れいむの悲痛な叫びが響き渡る。 俺の心は微塵も揺らがなかった。 捨てゆっくりin 冬 俺は一匹のゆっくりを飼っている。 いや、飼っていたというほうが正しいだろう。 何故ならつい先程、ゆっくりを捨てることを決めたのだから。 ゆっくりれいむ。 元・俺の飼いゆっくり。 それが今、俺の足元でなにやら喚き散らしながら、纏わりついてきている。 鬱陶しくてしょうがなかった。 「だからああぁぁぁ!!!れいむはおにいさんのかいゆっくりでしょおお!!!? ちゃんとめんどうみないとだめなんだよおおおぉぉぉ!!!?」 知ってる。 一応それなりに世話を焼いてきたつもりだ。 こんな事になりさえしなかったら、これからも世話を焼いてやっただろう。 「れいむなにかわるいことした!?だったらあやまるから、おにいさんもあやまってね!!! れいむのこといらないだなんて、いっていいこととわるいことがあるんだよぉ!?りかいしてね!!」 何故俺が説教めいた非難を受けているのだろう。 それにこいつはまだ自分が何をしたか分かっていないのか。 「だまってたらなにもわからないでしょおおおぉぉぉ!!!?さっさとごめんなさいしてね!!! そうしたられいむもゆるしてあげるよ!!ゆっくりしないであやまってね!!!」 元々、何でこいつを飼い始めたのかすら分からなくなっていた。 メタな話、そうしなければ話が始まらないからだが。 こんなバカじゃなくて、もっとましな種類を買ってくれば良かったと後悔している。 「いいかげんにしないとれいむおこるよ!?おんこうなれいむをおこらせるなんて、おにいさんはおばかさんなのぉ!!? それがいやだったらゆっくりしないでどげざしてね!!!あとおわびにたくさんのごはんとあまあm」 「喧しいわこのアホ饅頭」 喚き続けるバカに、とりあえず一言。 俺の言葉が気に触ったのか、「ぷくううう!!!」と膨れる足元のバカを見下す。 何がぷくーだ。こっちの方が頭に来てるっつーの。 「……いいか、れいむ。俺ぁ何べんも何べんも、口を酸っぱくして言ったよな」 怒りに震える指を、バカの頭上に突きつける。 「決まりだからって、絶対に、何があっても―――――」 「―――――野良ゆっくりとガキ作るんじゃねぇって言っただろうがこのアホ饅頭!!!」 れいむの額には、実ゆっくりを実らせた茎がまっすぐに伸びていた。 そういえば、事ここに至るまでの経緯を説明していなかった。 かいつまんで話そう。 1.れいむのお友達である、野良ゆっくりのまりさ。 2.俺の居ない間の家宅侵入(どうやられいむが手引きしたらしい)。 3.すっきりー。 後は察してくれ。 我ながら間抜け以外の何物でもないが、恐ろしいほどテンプレ通りの展開だった。 他人事ならば笑えるが、生憎今回は全く笑えない。 お約束ともいえる、荒れた部屋を片づけるのにも相当な心労を要してしまった。 ペットなのだからと多少の自由を許して、野良ゆっくりとつき合う事を許した結果がご覧の有様だよ、と言わんばかり。 本当に、親馬鹿ならぬ飼い主馬鹿は目を曇らせる。 言葉を理解するのだから大丈夫だろうと――言い含める程度でこのバカが理解するとでも思っていたのか、当時の俺よ。 もう落胆とか裏切られた気持ちとかのお陰で、れいむに対する愛着などは欠片も無い。 いっそ殺してやろうかとも思ったが、どうもそれでは呆気ない、生温い気がする。 ならばここは外に放り出して、せいぜい苦しんで貰うのが相応の末路だろう。 今は冬だ。甘やかされてきた飼いゆっくりでは一日と持つまい。 「だ、だってれいむのあかちゃんはかわいいんだよぉ!?おにいさんもあかちゃんをみれば、ゆっくりできるんだよ!! だかられいむはおにいさんのためにあかちゃんをつくってみせてあげようとs」 「嘘こけこのアホ!どう考えても手前が盛ってただけじゃねぇか! 言うに事欠いて俺のためとか、ふざけるのも大概にしろ!!」 最近、「おちびちゃんが欲しい」とか言ってたらこの様だ。 性欲の責任転換はやめて欲しい。 「それにかわいいれいむとつよいまりさのおちびちゃんなら、きっとおにいさんをゆっくりさせてあげられるはずだよ!! ほら、このおちびちゃんなんてまりさにそっくr」 「そのガキが親に似るんだったら、ますます潰す必要があるわ! 大体あのまりさゲスだったじゃねーか!!」 これもお決まりだが、野良まりさは「ゆっへっへ、じじい、どれいにしてやるのぜ」とか何とか言っていた。 今はゴミ箱の中で生ゴミと熱烈なベーゼを交わしてもらっている。 そんな奴の餡子を引き継ぐなど、ストレスの種以外の何ものにもなりそうに無い。 「……ゆぐぐ、うるさいよ!!じじいはれいむのいうことをきいてればいいんだよ!! かいぬしだからっていつまでもいばらないでね!!ぷんぷん!!」 「お前………」 それが本音か。 この野郎、人が優しくしていたら増長しきっていたようだ。 絶対捨てる。 「ゆぶっ!!?やべでね!!?」 れいむの顔面を掴み上げる。 ろくに発音が出来ないはずだが、それでも何かれいむが喋っている。 勿論無視。 「やべべね!!?やべべね!!?」 玄関へと向かう。 相変わらず手の中のバカが何か喚いているが気にしない。 ふと、実ゆっくりと茎が目に入る。ゆらゆらと揺れていた。 激しくウザい。 ドアを開ける。空は曇天、季節はまさに冬そのもの。 途端に流れ込んでくる寒気。 まるで身を刺すようだ。 「ゆぎゅぅ、ざぶぃぃっっ!!!」 当然、手の中のバカもその寒さに震える。 部屋飼いの長いれいむは、最近家の中に篭りっぱなしだった。 だがそれも今日まで。これからこの寒さと存分に付き合ってもらう。 「ほれ」 れいむを投げる。 放物線を描きながら、ゆっくりと短い距離を飛ぶバカ、と実と茎。 「ゆゆっ!!おそらをとんでるみちゃぶっ」 一瞬何かを言いかけたれいむだが、顔面から地面につっ込んだために最後まで言いきる事は無かった。 奇跡的にも、茎や実は全て無事だった。無駄に運が良い。 「じゃあなバカ。せいぜい苦しんで死ね」 「ゆ゛っ!!じじい、なにずるの!!れいむいたかったよ!!!ぷk」 れいむが起き上がって何かを言う前に、ドアを閉めた。 ドアの向こう側では、まだ何かギャーギャー言う声が聞こえてくるが気にしない。 部屋に戻り、暖かい物でも食べよう。 ――テレビを点けると、天気予報がやっていた。 どうやらこれから夜にかけて、雪が降るらしい。 一時間後。 再び玄関のドアを開ける。 心なしか、一時間前より寒い。 そして視線の先には、寒さに震えるれいむの姿があった。 「お、お゛、おぞ、おぞ、おぞい゛、よ゛、ごの、じじ、じじ、じじ、い。 れ、れれ゛、れいむ゛、ざむぐ、で、じ、じぬ、かと、おぼ、おぼ、た、よ」 ガチガチと歯を打ち鳴らし、その身体は線がぶれるほど震えている。 いつもより血の気(?)が引き、顔は真っ白だった。 何処からどう見ても「凍えています」といった風体。 哀れすぎる。少しばかり溜飲が下がった。 「れ、れ゛れいむ゛に゛は、あが、あがぢゃんがい、いる、ん、だ、だよ。しんぐる、ま、まざー、な゛んだよ。 こ、ごんなに、ざ、さむくちゃ、あが、ちゃんが、が、ゆっ、ぐり、でぎ、な、ない、よ゛」 未だにれいむの額には茎が付いている。 だが、実ゆっくり達は苦悶の表情を浮かべ、茎そのものも先程より色が悪く、細くなっている。 「だか、だがら、ざっざと、お゛う、おうちに゛、いれ、いれ、て、て、ね。 そ、そぞ、ぞうじだら、じじ、じじいの、ごど、ゆるじで、あげなぐも、ないy」 「ふざけんなバーカ」 惨めな饅頭を見下し、告げる。 この程度で許してやるならば、最初からこうする意味など無い。 「お前さっきから聞いてりゃ言いたい放題言いやがって。 早く入れろ?そうしたら許してやる?バカも休み休み言え」 「お前まだ分かってないのか?お前はな、捨てたの、要らない子なの」 「少なくともお前の額に付いてる汚いちっこいのは要らない。 何で俺がそんなもんを世話してやらにゃいかんのだ?」 「シングルマザーって言ったよな、お前。 じゃあ一人で育てろよ、頑張って。シングルマザーらしく」 「ああ、暖かい。こっちは暖かいなぁ。 でもお前は寒くて辛い。まぁ知ったこっちゃ無いけどね。子供がいる限りずっとそうだよ、お前」 「じゃあ俺は暖かい場所に戻るから。 シングルマザーさんはそこで、赤ちゃんと一緒に楽しくやってな」 ドアを閉める。 またもや何かギャーギャー言う声が聞こえてくるが、同じように無視。 部屋に戻ってテレビでも見ますかね。 ふと窓の外を見上げると、白い結晶が降ってきていた。 積もれば楽しいかもしれない。 さらに、一時間後。 みたび玄関のドアを開ける。 薄らと積もった雪、そしてそこで当然のように震えているアホ饅頭。 ただその額には、茎の影も形も見当たらなかった。 「………あれ?れいむ、お前赤ちゃん達はどうしたの?」 「ゆ゛?れ、れ゛いむ、には、あが、あかちゃん、なんて、いな、いない、よ゛?」 かわいらしく――本人はそのつもりだろう――首(つまり全身)を傾げるれいむ。 「は?いやお前、何言って、」 「れ、れいむ゛は、どく、どくっしんっ、だよ?お゛ちび、ちゃんも、だーり゛んもいな、いない゛よ? おにーさん、ゆ、ゆっぐり、ゆめでもみて、た、たんだね。れいむ、こま、こま゛っちゃうよ」 明らかにバレバレの嘘を吐くれいむ。 寒さで頭がおかしくなったか?一体何のために、 ………って、ああ、成る程。 「なぁ、れいむ」 ここは一つ、カマをかけてみよう。 「口の周りに、餡子付いてるぞ?」 「……ゆ゛ぅっ!!?」 凄まじい勢いで反応し、己の口元を見ようとするれいむ。 だが生憎、顔の構造上口は見えないだろうし、仮に見えたとしても後の祭りだ。 れいむ。 お前、 「………赤ちゃん食ったな?」 「ゆ゛ううううぅぅぅっっっ!!!?」 面白いくらい取り乱すれいむ。 どうやら予感は当たっていたようだ。 ―――子供がいると家の中に入れないからって、子供を食ってしまったのだ、こいつは! 「おいおいおいおい、お前さぁ、いくら赤ちゃんが邪魔だからって普通食わないだろ、なぁ」 「ゆ゛っ………!」 思わず笑いがこみ上げてくる。 この可能性は考慮していなかった。まさか、まさかこんな事をしてくるとは。 野良ゆっくりでさえ、こんな考えを持つ奴は早々居ないだろうに。 「シングルマザーじゃなかったのかよ、お前?赤ちゃんは大切なんじゃないのかよ? いやー驚いた驚いた。まさか飼ってたゆっくりが、こんなゲス野郎だったとはねぇ」 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛………!!!」 まだしも普通に馬鹿だった野良まりさの方が良心的ではなかったのだろうか。 飼いゆっくり(だった)の身の上で、どうしたらこんな発想が出来る。 どんだけ生き汚いんだ。 「これが他のゆっくりに知られたら大変だろうなぁ。 『こどもをたべちゃうげすおやはゆっくりしね!!!』とか。袋叩きにされるぞ」 「ゆぎぎぎぎぎぎいいいぃぃぃぃぃ………!!!!」 ギリギリと、歯を噛み鳴らすれいむ。 何も言い返せないのは自分の立場を知ってるのと、俺が正論を吐いているせいだろう。 野生だろうと野良だろうと同属殺しはご法度。それがゆっくりの本能だ。 「ぞ、ぞんなごどどうでもいいでじょおおおおぉぉぉっっ!!!? れ゛いむ゛にはもうあがぢゃんいな゛いよっ!!!おうぢに゛いれざせでねっっ!!!」 耐えかねたれいむがとうとう激昂する。 自分の子供を「そんな事」か。 「うん、確かにもうガキは居ないな。 これならお前を家の中に入れてやっても良いかもしれない」 「……ゆ゛っ!!やっとれ゛いむをおうぢにいれでくれ゛る゛んだね!!! れ゛いむ゛はやざ、やざじいがらおにいざんのこど、ゆ、ゆるじであげるよ!!!ゆっぐりかんしゃしt」 「―――――でも反省の色が無いな。もうちょっとそこに居ろ」 ドアを閉めた。 向こう側から「ゆ゛あ゛あ゛あ゛!!!」と狂ったような絶叫と体当たりの音が聞こえてくるが、やはり無視。 引き続き、テレビでも見るとしよう。 雪は止む気配を見せない。 もう一時間後。 玄関のドアを開ける。 雪は一層積もり、徐々に景色を白く染め上げつつある。 その中に、れいむは居た。 「ゆびっ……ぃっ、お、おに゛、ざ、ん……」 下顎辺りまで雪の中に埋もれ、頭には雪をこんもりと載せている。 顔面は蒼白を通り越し、蝋人形か何かのようだ。 動き続けていればこんな風に埋もれる、と言うことにはならなかっただろう。 あるいはもう動く体力は残されていないのか。 どちらにしろ、今のれいむは哀れを通り越して滑稽ですらあった。 たまらなく痛快だ。 「ごべ……ごべんなざい……も゛う、おにいざんの、いうごどには、ざがらいまぜん」 ここにきて、ようやくれいむが謝った。 流石にこれ以上放置されるとどうなるか、餡子脳でも分かるらしい。 「れ゛い゛むが、わ゛る、わるがっだでず。お゛ぢびじゃんも゛、だーり゛んも、いり゛まぜん」 歯の根の合わない口を必死に動かして、口上を述べていくれいむ。 そこには3時間前の増長饅は塵すら残っていない。 卑屈に諂い、靴を舐めろと言われれば舐めるだろう。 「だがら、だがら、おうぢに、いれ゛で、くだ、ざ、ざい」 もうこれ位にしてやっても良いのではないか。 れいむも十分反省したと言っている。 もう二度とこんなことをするようには思えない。 「………れいむ」 だから、れいむを許して、家の中に入れてやっても良いのでは、 「お前さぁ」 でも。 そうは問屋が卸さないんだな。 「暗いよ、お前。もっとニッコリ笑え、ニッコリ」 「………ゆ゛?」 「笑顔だよ、笑顔。分からないか?」 だから、れいむを許してやるなんて事は、無い。 「さっきからベソベソぐちぐち、辛気臭い口上並べ立ててさぁ。 このままお前を家の中に入れたら、俺まで辛気臭くなっちまうよ」 「俺はさ、ペットに対して癒しを求めてるんだよ。 勝手に子供作って面倒をこしらえたり、俺に対してじじいなんて言う奴は論外なんだけどさ」 「でも、それだけじゃあ足りない。 やっぱり笑顔が無くちゃな。今のお前にはそれが決定的に、無い」 「俺の言うことには逆らわない、って言ったよな、れいむ? じゃあ笑えよ。笑顔でペットらしく振舞ってみろよ、なぁ」 「ほら。―――――こうやって、笑ってみろよ、れいむ」 口の端を吊り上げ、歯を剥き出しにして、笑う。 れいむに向けたそれは、紛れも無く「嘲笑」というやつだ。 「ゆ゛………ゆ゛ひ」 釣られてれいむも笑みを返す。 寒さによって硬直した顔面を無理やり動かす、引き攣った笑顔。 汚いなぁ。 「3点。駄目だな。 ちゃんとした顔になったら家の中に入れてやる。それまで練習してろ」 ドアを閉める。 もう向こうからは、何も聞こえてこなかった。 恐らくれいむは、俺の言いつけ通りに笑顔の練習でもしてるのかもしれない。 雪の勢いはどんどん強くなっている。 これからまだまだ寒くなるだろう。 今日はもうこのまま暖かくして飯食って風呂入って歯磨いて寝よう。 れいむの様子は、明日確認すれば良いや。 翌朝。 外は銀世界だった。 視界に入るのは雪、雪、雪。白一色。 ここまでの大雪はこの地域では珍しい。 年甲斐も無く少々心が弾む。 見れば、道路の片脇にはもう既に雪だるまの姿があった。 子供達が早起きでもして、作り上げたのだろうか。 そして、ここにもある意味「雪だるま」がひとつ。 「………まぁこうなるとは思ってたけど、本当に間抜けだな、こいつ」 明らかに何かが入っていると思われる、雪の膨らみが玄関のすぐ真ん前にあった。 蹴り崩してみると案の定、その中にはれいむだった凍死体の姿が。 まったく、怒りを通り越して呆れも通り越して感心すら通過して、今はただ無性に笑い飛ばしたかった。 そもそも最初に捨てられた時、こいつは何処なりと逃げ出せた筈なのだ。 それを馬鹿正直に玄関の前に居座って、勝手に凍えて、勝手にくたばった。 バカ以外の何者でもない。 ふと振り返ってみると、昨日まで存在していた苛つきも怒りも綺麗さっぱり消えていた。 気分爽快。 こいつは最後の最後に――その命を以って、ペットらしい振る舞いをしたと言うわけだ。 ならば最期くらいは、それらしく扱ってやろう。 「じゃあな、アホ饅頭」 ガチガチに凍ったれいむの顔。 所々罅割れ、あるいは黒ずんでいるその顔面。 それでもなんとか形作っていたれいむの笑顔を、俺は足で踏み抜いてやった。 おわり * * * * * 前作書いてから「あれ?凍死って意外と面白くね?」と思って書いた。 好評だったら多分また似たようなの書く。 あと「ゆっくりを捨てるなんて、とんでもない!(不法投棄的な意味で)」って思う人も居るでしょう。 俺もそう思ったけど話の都合上そうしなきゃ駄目だったんだ、ごめんね。 byテンタクルあき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 2 散歩した春の日に ふたば系ゆっくりいじめ 3 ちょっと鴉が多い街のお話 ふたば系ゆっくりいじめ 22 伝説の超餡子戦士 ふたば系ゆっくりいじめ 38 とある野良ゆっくり達の話 ふたば系ゆっくりいじめ 46 散歩した5月の日に ふたば系ゆっくりいじめ 48 ゆうかにゃんと色々してみよう! ふたば系ゆっくりいじめ 128 れいむとまりさがだーい好き!! ふたば系ゆっくりいじめ 136 つむりはとってもゆっくりできるんだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 324 散歩した秋の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 372 新世代清掃工場 ふたば系ゆっくりいじめ 385 どうしてそう思ったの? ふたば系ゆっくりいじめ 386 最終地獄 ふたば系ゆっくりいじめ 635 散歩した冬の日に テンタクルあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る なかなかの良作でした。乙 -- 2016-01-31 10 41 33 すごく心にしみるお話でした -- 2014-03-09 21 01 39 途中で許してしまうのかとハラハラしたぜ -- 2013-11-26 12 07 20 新種の虐待お兄さん発見 -- 2012-07-24 17 06 56 無機物同士の熱いベーゼを交わしてたのは 動いてるの? -- 2011-10-10 02 48 30 流石にそろそろ助けるのかなと思ってたら 「暗いよ、お前。もっとニッコリ笑え、ニッコリ」でフイタw -- 2011-09-08 04 54 16 おもしろかった! 玄関で凍えて待つしかできないれいむの馬鹿さ加減がよかったですw -- 2011-05-26 07 32 49 れいむなんか飼うからだ -- 2010-12-18 20 29 22 でいぶざまぁww -- 2010-10-22 20 27 12 鬼意さんがクールな感じで好き -- 2010-09-15 04 03 28 良作!! -- 2010-07-29 10 10 42 言いつけを守れない、言葉使いも悪い、挙句反省しない、とんでもねぇ馬鹿だなこのでいぶ この鬼意惨素敵過ぎ! -- 2010-07-28 04 40 40 ペットショップ上がりの飼いゆの方が子供に対して愛情が薄くね? -- 2010-07-09 05 32 30 素晴らしきおにいさん -- 2010-06-26 01 01 33 おお、でいぶでいぶ -- 2010-06-15 21 26 50 いいねえ -- 2010-06-11 05 08 25 いい… -- 2010-05-09 22 44 42 すっきりー♪ -- 2010-04-14 20 28 48
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めーリンガル 9KB 虐待-普通 愛で ギャグ 小ネタ 飼いゆ ゲス ドスまりさ 希少種 ペットショップ 現代 初の純粋な(?)愛でに挑戦です。 めーリンガルという物が販売された。 これはめーりんの様に喋れないゆっくりが何を言っているのか解るという物だ。 喋れないから良いんだ、という意見もあるだろうが、 めーりんを飼っている俺としては、何を喋っているのか興味がある。 そこで早速これを購入、めーりんに使ってみることにした。 めーりんの場合 「じゃおん!」(おはよう!) 「じゃおじゃおぅ」(まだ少し眠いよ) 「じゃおぉぅ?」(ご飯を食べたら一緒にお昼ねしてくれる?) ………これは想像以上の破壊力だ。 めーりん好きの俺にとっては、今世紀最大の発明といっても良いだろう。 早速友人を巻き込んで「めーリンガル」で遊ぶ事にしよう。 みょんの場合 友人が遊びに来るまで暇なのでもう一匹の飼ゆ、みょんにも使ってみる事にする。 「めーリンガル」は様々な種類のゆっくりにも対応している。 普段、卑猥な言葉しか喋らないみょんだが、いったい何を言っているんだろう? 「ちーんぽ!」(お兄さんだ!) 「おまえちんこでかっ!」(今日はお休みなの?) 「えろほん、きんたま、しこるすきー!!」(ご飯食べたら、遊んでね!) 意外と普通のことを喋っているんだな……… 金バッチの場合 友人が金バッチれいむを連れてきた、通常のゆっくりはどういう反応になるのか興味があったからだ。 このれいむは流石金バッチといった感じの優良ゆっくりだ。友人にも俺にも懐いている。 さあ、喋れるゆっくりにはどういう反応があるのか…? 「ゆゆっ!おにいさんこんにちは!おひさしぶりだね!」(またこいつか、もう顔も見飽きた) 「めーりんもこんちにわ!ゆっくりしていってね!」(くずのめーりんだよ!ゆっくりできないよ!) 「じゃおおん!」(ゆっくりしていってね!) 「おにいさん、れいむにきをつかわなくていいよ!ゆっくりしていってね!」(何してる、さっさとあまあま持って来い!) 「ゆゆっ!どうしたのおにいさん?」(アホ面みせるな、さっさと動け) 「………」 「………」 「…お前のれいむって実はゲスか?金ゲスなのか?」 「…そんな…はずはない…と思うけど…」 「でかまらほうけい?」(どうしたの、お兄さん?) 「ゆっ!みょん、ゆっくりしていってね」(ちんぽしか喋れない、無能ゆっくりが来たよ!) 「ちーんぽ!」(ゆっくりしていってね!) 「………」 「………」 「……お前、加工所行き決定な!」 「どおしてそんなこというのぉぉぉぉぉぉぉ!!」(なんだと!くそじじい!) ゲスの場合 「…まあ、そう落ち込むなよ」 「………」 とりあえず、ゲス容疑が掛かけられたれいむはケースに閉じ込められている。 いろいろ騒いでいるが、まあ気にしないで置く。 「まあ、一応あれも用意してあるんだが…」 「……せっかくだから、俺のれいむと比較してみるか」 「はなすんだぜぇぇ!!このくそにんげん!」(放してね、人間さん!) 「どうしてれいむが、かこうじょいきなのぉぉぉ!」(くず人間、れいむを敬え!) 「………なんだこれ?」 一応野良ゲスも用意しておいたんだが…… この機械、壊れているのか? だが、めーりんやみょんの会話がちゃんと聞けたし… 翻訳機能がおかしいのか? 「ぶれいなくそにんげんだぜ!まりささまにきやすくさわるんじゃないんだぜ!」 (まりさは弱いからすぐ怪我をしちゃうんだよ、あんまり強く持たないでね) 「ゆ!このまりさはなに?のらなの?のらはゆっくりできないよ」(薄汚い野良だね、ゆっくり死ね!) 「………」 「……やっぱりお前、加工所行き決定な!」 「どぼじでぇぇ?!」(なぜだ!) 野生の場合 「めーリンガル」の更なる機能を確かめるため俺達は近くの山に向かった。 話ではこの辺りにドスの居る群れがあるらしい。 善良な群れのようで、人里には降りてこないこと、畑に侵入しないことなどを約束したそうだ。 ちなみに金れいむは少し痛い目にあわせたら、ゲスの本性を現した。 とりあえず、野良まりさと一緒に加工所に送っておいた。 「たしか、このあたりなんだが…」 「ゆゆっ!にんげんさんこんにちは!どうしたの?」 「この辺りにドスの群れがあるだろ?案内してくれ」 「ゆぅ…なんのごようなの?」 「大した事じゃないんだ、危害も加えるつもりもないし」 「ゆん!わかったよ、案内するよ」 「めーリンガル」を使っておけば良かったと思いつつ、群れに案内してもらう。 「ゆ!にんげんさんこんにちは!どすになにかごよう?」(こんにちは、にんげんさん!) 「こんにちは………ふーむ、普通の反応だな」 「やっぱりこの機械が正しいのか?」 「むきゅ!どす、にんげんさん、どうしたの?」(嫌な奴らが居るわ) 「………」 「…ドス、このぱちゅりーは?」 「このぱちゅりーはどすのほさだよ、おしごとをてつだってもらっているんだよ」 (このぱちゅりーは、ドスの為に働いてくれるんだよ優しいよ) 「むきゅ、てつだっているってほどでもないわ」(ちゃんと褒めてくれ) 「………ドス、ちょっとこっちに」 「ゆ?どうしたの?」(どき!何かな?) 「むきゅ?!」(胡散臭い人間さんね) 俺達とドスは「めーリンガル」を使って、群れのゲス因子を排除した。 ドスも初めは信用しなかったが、何回か使っていく内に思い当たる節があったのだろう。 機械の性能を理解し、協力してくれた。 なお、ゲス因子の見つかったゆっくりは俺達で引き取った。 知り合いの鬼威参にでも渡しておくつもりだ。 「ゆぐぅ!ここからだしてね」(ここから出せ!くそ人間!) 「とかいはじゃないわぁぁぁ!」(ドサクサにまぎれてすっきり出来るわぁぁぁ!) 「むきゅ!どす!これはどういうこと?」(群れをのっとる計画がばれたのかしら?) 「だせぇぇ!まりさはげすじゃないんだぜぇぇ!!」(なぜばれた?) ペットショップの場合 「めーリンガル」の効果に気を良くした俺達は、今度は町のペットショップに向かうことにした。 ゆっくり専門ではないが、多くのゆっくりを扱っている。 たまに胴付の入荷もあるようで、ゆっくり好きな人間も虐待好きな人間も愛用しているほどだ。 「いらしゃいま…何だお前らか」 「ちゃんと仕事しろよ」 「で、何の様だ?」 「実はな、この前買った……」 ここの店員は俺達の仲間でどちらかといえば、鬼威参と呼ばれてもおかしくない人間だ。 ただ、虐待対象はゲスだけのようなので、ペットショップでも働けている。 「そんなに高性能なのか?面白そうだから俺もついて回る」 「まったく、まじめに仕事しろよ」 「いいじゃないか、…店内をご案内します、お客様……これでいいだろ?」 「まあ、なんでもいいけどな」 「こちらがゆっくりコーナーで御座います。どうぞごゆっくり」 「つまらんギャクだな」 「うるせーな、年寄りにはうけるぞ」 そんなやり取りをしながら、「めーリンガル」を取り出し、売り物のゆっくりに使ってみる。 「ゆゆっ!にんげんさん、ゆっくりしていってね」(人間さんこんにちは!) 「にんげんさんはゆっくりできるね!」(お世辞でもいっておけばいいや) 「まりさはにんげんさんをゆっくりさせてあげられるよ」(はやくゆっくりさせろ) 「じゃおじゃーお」(お昼寝したいよ) 「にんげんさんはいいひとなんだね、わかるよー」(人間さん??) 「まりさはまりさだよ!よろしくね!」(にんげんさんとあそびたいよ) 「おにーしゃんゆっきゅりできりゅひちょ?」(ちょっとこわいよ) ペットショップだけあって優良な個体が多いが、反面上位バッチ付でもゲスっぽいものも居る。 まあ所詮ゆっくりといった処だろう。 「めーリンガル」の性能は想像以上だった。 これはあとで知った話だが、元は加工所がゆっくりの心理を知るために開発したらしい。 それが喋れないゆっくりに使ってみたところ効果があったようだ。 「まあ、ざっとこんな所だな」 「すごいもんだな、でもこれを持っていると迂闊にバッチ付を買えないな」 「まあ、元は喋れないゆっくり用だし、いいんじゃないのか?」 「実際喋れないゆっくりはその方がいいって事で買われていることが多いし、お前達のような使い方が特殊だろう。」 「あーそうだ、先週胴付が入荷したんだが……使ってみるか?」 胴付の場合 「先週入荷されたうどんげだ、喋らないから丁度良いかもね」 「ゼロがいっぱい………誰が買うんだよ…」 「さあ?だから売れ残ってるんだろ?」 「ではさっそく……」 『にこっ』(人間さんこんにちは!) 「「「おぉ!」」」 『きょろきょろ』(店員さんと……しらないおにいさんだね) 「かしこいな」 『じー』(ずっと一人だから、人間さんが来てくれて嬉しいよ) 「「「!?」」」 『じーーー』(遊んでくれたら嬉しいな…) 「「「な、なんだってぇぇぇ!」」」 『うるうる』(もう一人ぼっちは嫌だよ…) 「「「……………」」」 「すみません、これください!」 「ちょwてめ!うどんげはおれんのだ!!」 「お前にはめーりんがいるだろ?!うどんげは俺が買う!!!」 「店員はひっこんでろ!それにお前は鬼威参じゃないか!うどんげは俺が幸せにする!!」 「うっせー!うどんげは別だ!おれが責任もって面倒見る!!」 「貧乏人は引っ込んでろ!俺が買う!借金してでも買う!!!!」 「てめ…この…」 「おら…あきらめ…」 「く…おのれ…」 『おろおろ』(喧嘩はやめてー) 俺は醜い争いにやぶれ、家に帰ることになった。 結局うどんげは金ゲスれいむの元飼い主が「めーリンガル」とセットでお持ち帰った。 …まさか本当に借金してまで買うとは………まあ、俺も欲しかったんだか… 「じゃーおう?」(どうしたの?お兄さん?) 「じゃおじゃお?」(元気ないみたいだよ?) 「じゃおおん!」(めーりんがなぐさめてあげるね!) 「…………」 「めーりん!浮気しそうになってすまなかったぁぁぁぁぁ!!」 「じゃお?!」(?!どうしたのおにいさん?) 「どーていおとこ、びっくぺーす」(めでたし、めでたし?) どうしてもこれは単品にしておきたかったので短めですが投稿します 「めーリンガル」をほかの作品で使いたかったので 飽きられてなければ、ムシゴロウ王国の続編でも書いてみようと思います。 徒然あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る まじかよ高性能 -- 2019-03-30 01 40 19 久しぶりに平和だった! -- 2017-05-25 22 04 23 胴つき うどんげかわいー♪ -- 2016-05-28 14 34 53 ドスがかわいい -- 2015-07-19 14 52 27 このうどんげ…可愛いから欲しいな -- 2013-08-06 10 28 29 すばらしい良作! -- 2013-07-02 15 09 44 ・・・このうどんげは「ゲラ」と言わないのか? -- 2013-03-09 19 31 00 うどんげを巡る三人のやりとりが面白かった -- 2012-12-04 20 59 43 ドスまりさは正直者だな。 -- 2012-09-11 21 56 49 胴付きうどんげっかわっ -- 2012-06-28 08 07 01 通常種にしかゲスが居ない不自然さと、ゆっくりにウソを吐くことすら許さない理不尽さを除けば、本当に面白かった。 -- 2012-04-15 10 20 36 よいぞっ! -- 2012-04-11 02 22 03 えーき様にぴったりだな -- 2011-12-01 05 52 16 やっぱり胴付きうどんげはゼロがいっぱいなのか・・・でもほしい! -- 2011-11-14 03 56 59 巻き添えくらったまりさはなんで加工所に? ともかく、いい話だった -- 2011-08-24 08 57 51 この話の続編を求む(´Д`) -- 2011-08-15 16 37 16 うん、まるで娼婦のように媚びまくってるな、うどんげ。 -- 2011-02-09 07 21 58 媚びっ媚びだな、うどんげ -- 2011-01-13 22 46 26 うどんげえええええええええええええええええええええ!! -- 2010-12-12 00 45 32 巻き添えくらって加工所送りになったまりさに合掌 -- 2010-12-11 16 40 12
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※れみりゃはれみりゃでも体無しのれみりゃです。 『野生のれみりゃ家族』 とうに日も暮れて真っ暗な森の中、子れいむと子まりさが身を寄せ合いながら進んでいた。 夜目が利かない二匹には何も見えていない。 勘を頼りに家族のおうちへと向かおうとしていた。 しかしそんな二匹を見つめる影が一つ。 「うー!」 れみりゃである。 れみりゃと言ってもで体の無いれみりゃで、人間で言う耳の辺りから生えている羽で空を飛んでいる。 夜行性で夕方に目を覚まし、日が昇る前に眠りにつく。 主食はれいむ種とまりさ種、まさにれみりゃの目の前をウロウロしているアレだ。 「うー、たーべちゃうぞー!」 「ゅっ!? れ、れみりゃ!?」 「こ、こないでね! こっちにはいないからこないでね!! れみりゃの声に自分が狙われていることに気づいた二匹は逃げも隠れもせず、立ち止まってキョロキョロと辺りを見回す。 だが何も見えない。見えると言ったらすぐ隣にいる親友ぐらいのものだ。 だから気が付かなかった。 れみりゃはもうすぐそばまで飛んできていたことに。 「ゆ"ぅぅぅぅ!! ずわないでぇぇぇ!!」 「ま、まりさ!?」 れみりゃが狙ったのはまず子まりさだった。 頬に噛みついてそこから餡子を吸い上げていく。 「あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"……」 れみりゃは成体、まりさは子供。 食欲旺盛なれみりゃはあっという間に子まりさの中身を吸い尽くしてしまった。 子まりさの体は中身を吸われてペラペラの皮。形を遺しているといるとすれば目玉と髪、あとは帽子ぐらいか。 「まりさっ! まりざあぁぁぁぁ!!!」 もう喋らないまりさの帽子にれいむは縋りついて泣きわめく。 しかし亡き親友を想って泣くような時間などれいむには元々なかった。 「うー!」 「ゅ"ぁ"っ!?」 次の瞬間れいむは宙に浮いた。 れみりゃがれいむの体に噛みついて飛び立ったのだ。 通常ならおそらをとんでるみたいなどと呑気なことを言っていたかも知れないが、今はそんな余裕など無かった。 それよりもずっと強い刺激が与えられたから。 「ずわないでぇぇぇぇぇ!! れいむばおいじぐないよぉぉぉ!!!」 れみりゃはれいむの中身を吸いながら飛んでいた。 普通に考えてわざわざ飛びながら食事する必要は無いのだが、このれみりゃにはそれなりの理由があった。 れみりゃの飛んでいく先にその理由がいる。 元はゆっくりの家族が住んでいた洞穴がれみりゃの巣だ。 「ゆ"っ、ゆ"っ…」 中身の餡子を半分近く吸われて痙攣しているがれいむは生きていた。 れみりゃはそれ以上餡子を吸わずに巣へと持ち帰る。 「ぅー! ままおかえりー!」 「うーうー!」 「まーま! まんま! ぅー!」 巣の中には小さなれみりゃが数匹いて、れみりゃを笑顔で出迎えた。 れみりゃの赤ちゃんだ。 小さな羽をパタパタと忙しく動かして母れみりゃの周りを飛び回る。 「うー! ごはんだよ!」 母れみりゃはれいむを床に落とす。 れいむは「ゅ"」とだけくぐもった声を出して床にへたり込んだ。 赤ちゃんれみりゃは一斉に衰弱しきったれいむへと飛び付き噛みついた。 そしてちぅちぅと中身を吸っていく。 母れみりゃがわざわざれいむを殺さずに持ち帰ったのは赤ちゃんのため。 餡子を半分だけ吸っておいたのも食べ物であるれいむが暴れて赤ちゃんに危害を与えないようにするためだった。 「ぅぁぅぁ、ちあわしぇー!」 「ぅー、ぅー、あまあま!」 「あまくておいちい! ぅぅぁー♪」 美味しそうに食事する赤ちゃんを見て、母れみりゃは満面の笑みを浮かべた。 この赤ちゃん達を産んだ時に最愛のパートナーは死んでしまったので苦労も多い。 だが赤ちゃん達が幸せそうにしているのを見れればどんな苦労も報われ、疲れなんて吹き飛ぶというものだ。 食事が終わると赤ちゃんれみりゃの口の周りに付いた餡子を舐めとってあげる。 その後はおうちの中でパタパタと家族全員で飛び回るのだ。 このれみりゃ家族の巣は元々ゆっくりの大家族が住んでいただけあってとても広い。 なので小さな赤ちゃんれみりゃにとっては外に出なくとも十分運動でき、 母れみりゃが狩りに行ってる間も巣の外へ行こうとする子はいなかった。 それ故に母れみりゃは気兼ねなく狩りに行くことができ、すべての子をゆっくりと育てることが出来たのだ。 母れみりゃが狩ってくるれいむやまりさを食べてゆっくりと赤ちゃんれみりゃは子れみりゃと呼ばれるまでに成長した。 子れみりゃも食欲がますます旺盛になり、母れみりゃが持ち帰る獲物では満足いかなくなってきた。 そろそろ狩りに連れて行ってもいいだろうと母れみりゃは思っていた。 日が暮れて、いつも狩りに出かける頃に母れみりゃは子れみりゃに呼びかけた。 「うー! きいてー!」 「ぅー?」 「なーに、ままぁ?」 「きょうからはみんなでかりいくー!」 突然の提案に子れみりゃ達はお互いに顔を見合わせ、一瞬の沈黙の後決断した。 「ぅー、かりいくー!」 「うー! いっぱいたーべちゃうぞー!!」 「ままとかりいくのー! ぅぁー♪」 満場一致だ。 生まれつきの捕食種であるれみりゃだ。 狩りとは憧れであったし、本能的にも狩りという行為を求めていたのだ。 母れみりゃが出かけている間に、 「いつかままとかりにいくー」 「れみりゃはいっぱいかるのー! うー!」 「うぅー! れみりゃのほうがいっぱいかるもん!」 などと語り合い、いつか来る狩りを夢見ていたぐらいだ。 子供達の熱意と期待に満ちた目を見て母れみりゃのやる気も漲ってきた。 今ならば、ドスすら狩れる気さえした。もちろん現実的に無理だが。 「うー! かりにいくー!」 「「「ぅー!!!」」」 れみりゃ家族は元気よく巣を飛び立っていった。 母れみりゃを先頭とし、子れみりゃ達が後を追う形だ。 「ゆ"うぅぅぅぅぅ!!? なんではいっでごれだのぉぉぉぉ!!?」 「ごわいよ、おがーじゃーん!!!」 まず最初の獲物は以前から目を付けていたれいむ親子だった。 このれいむ親子はおうちの入口の隠し方が下手で、暗い森の中とはいえ夜目の利くれみりゃからすれば一目瞭然だ。 そして入口の前の枝をどかして中に侵入したわけである。 母れみりゃは母れいむを最初に狙う。 子れいむを最初に狙うと母れいむが激昂して暴れだす危険があるからだ。 逆に母れいむさえ押さえれば後は子れいむや赤ちゃんれいむの群れ。 健康な子れみりゃ数匹で十分狩り尽くせる。 「ゅ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!! ずわ、な、いで…ぇっ!!」 「ながみが、なぐな、でぐぅぅ!!」 「おが、ぁ…じゃん……」 「ぅーぅー、うまうま♪」 「うあうあ♪」 「おいちー!」 「うー! うー!」 母れいむにとってそれは地獄絵図だろう。 目の前で自らの餡子を分けた子供たちが為すすべもなく捕食されていくのだ。 子れみりゃに噛みつかれた子れいむ達は皆一様に中身を吸われて皮だけになって死んでいく。 なまじ姿を遺している分だけ悲しみや絶望も多い。 中身だけ吸われたので子供達の死体は残る。 母れいむは目の前の死体を見て、愛する子供たちが死んだ事を認めざるを得ない。 中身を戻せば生き返りそうですらある綺麗な死体を、生き返らないと理解しながらも見続けさせられるのだ。 まさに悪夢。 だが頭に食い込む母れみりゃの牙による痛みが、これが夢なんかではないことを認識させ、さらに母れいむを絶望させる。 そして恐怖や絶望で染まった母れいむの餡子を一気に吸い上げるのだ。美味い。 恐怖こそが獲物の味を格段に上げる調味料であることを母れみりゃは知っているのだ。 だからこそ子れいむ達が全滅するのを見せつけた。 「ぁ"ぁ"…ゆっぐり、じだがっだ……」 「う"ー♪」 母れいむは絶望の中死んでいった。 少しずつ中身を吸い取っていったため、実にゆっくりと死んでいった。 初めての狩りは大成功に終わった。 子れみりゃ達はたくさん食べてもう満腹だ。 これなら今日はもう他のゆっくりを狩らなくても問題ないだろう。 特に子れみりゃ達にとって一番の成果は初めての狩りを成功させたという経験だ。 「うー! うー!!」 母れみりゃは上機嫌に月に向かって高らかに鳴いた。 子れみりゃ達も母に続いて威勢よく鳴き声をあげた。 迫力も何もないか細い鳴き声であったが、そこには確かな自信がこもっていた。 それかられみりゃ家族は毎晩ゆっくりを狩った。 夜が更けて森のゆっくり達が眠りについた頃にれみりゃ家族は狩りに出かける。 そして母れみりゃは今日の獲物を見つけた。 茂みの中にまりさの親子がいる。 草木に覆われていて、空中から眺めている分にはその姿を見ることは出来ない。 だが子まりさが寝てる間に転がったのか、茂みからはみ出ていたおかげで見つけることが出来た。 こんな所に潜んで寝ているところを見ると、きっとおうちを持ってない親子なのだろう。 「うー! たーべちゃうぞー!!」 「うー!!」 れみりゃ達は滑空してまりさ達の隠れている茂みへと滑空した。 ガサガサと茂みに体を突っ込んでまりさの姿を見つける。 まりさ達は目の前に危機が迫っていることに気付かずスヤスヤと眠っている。 しかしれみりゃ達が草木をかき分ける音に母まりさが目を覚ました。 目の前には笑顔で口を開ける母れみりゃの姿が。 母まりさの顔が寝ぼけ顔から不思議そうな顔、そして驚きの顔に変わり、最後は顔を一気に青ざめていく。 「れ、れみ…っ」「うー!!」「あ"あ"がががが!!?」 状況を把握して悲鳴を上げようとしたときに噛みつかれた。 他の子まりさは眠ったまま噛みつかれて中身を吸われている。 恐怖を知らずに死んでいくのはこの状況ではむしろ幸せなことだろう。 「ゅ"う"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!! はなじでぇぇぇ!! こどもはだべでいいがらまりざだけはだすげでぇぇぇぇ!!!」 「うー! だめ!」 「い"や"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」 こうして狩りはあっけなく終わった。 体無しれみりゃが夜行性なのは寝込みを襲うことで狩りの成功率を上げるためなのかもしれない。 また次の狩りでは巨石の割れ目に住むゆっくりを見つけた。 そのゆっくり達はもうとっくに日が暮れたというのに珍しく起きていた。 「まりさぁぁぁ! すっきりじようねぇぇぇ!!」 「いいよありすぅ! いっぱいこどもつくろうねぇぇ!!」 ありすとまりさのカップルだ。 どうやらすっきり中らしいがれみりゃにはそんなこと関係ない。 獲物が何していようとも獲物であることに変わりはない。 「うー! たーべちゃうぞー!」 「たべちゃうー!」 「うあうあー!」 黙って襲えばいいのにわざわざ宣言してから襲う辺りはゆっくりらしい。 といってもお互いに頬を擦り合わせて快楽をむさぼり合っているありすとまりさはれみりゃの接近に気付かない。 母れみりゃは発情して危険なありすを先に押さえつけた。 「なっ、なにするのよ!! ってれみりゃもがわい"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"い"だい"ぃ"ぃ"ぃ"!!!?」 発情ありすを押さえつけるだけではまだ危険だ。れみりゃと言えども発情ありすは脅威になる。 なので間髪入れずに中身のカスタードを吸い上げた。 「ゆ"、ぐ…なにず、るのよ"ぅ"…」 1/3ぐらい中身を吸えば元気に動くことは不可能になる。 これで後はゆっくりと食べることができる。 残るまりさも子れみりゃより二倍近く大きく、普段なら危険な相手だ。 しかし今のまりさは快感で脱力してしまっていた。 さらに子れみりゃ達が一斉に吸いつき、残る体力も奪う。 そしてありすもまりさも動けなくなった所で母れみりゃは子れみりゃに提案する。 「うー! すこしずつたべたらうまうまー!」 「ぅー、やってみるー!!」 「ちょっとずつすうー!」 「や"め"でぇぇ! はな、じでぇぇ!!」 まりさは必死でもがいて逃げようとするが、全然動けておらず、少しずつ吸われていく。 子れみりゃは一気に中身を吸い上げたいのを我慢して、人間が熱い飲み物を飲むときのようにゆっくりと吸っていく。 体の中が吸われていくまりさはとてつもない恐怖を味わうことになる。 少しずつ感覚が狂っていき、記憶が欠けていく。 産まれて初めてお母さんに挨拶したこと。 初めて友達が出来て一緒に遊んだこと。 野菜がいっぱい生えてる場所でお腹いっぱい食べたこと。 妻であるありすが何故か大怪我していた自分を介抱してくれたこと。 ありすと結婚して初めて結ばれた日のこと。 今までの幸せな記憶が一瞬浮かんで、そして消えていった。 代わりに残ったのは恐怖という感情とどこまでも深い闇だった。 「まりざっ! まりざぁぁぁぁ!!」 「うふふふふ…ふふ…ふ……」 ありすの必死な呼びかけも全てを失っていき壊れていくまりさにはもう届かない。 そして生命の維持に必要な分の餡子を失ったまりさは奇妙な笑い声すら出さなくなり、ただの饅頭と化した。 「まりざぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「ぅー! おいちかったー!」 「うまうま♪」 ありすの悲痛な叫びなど聞こえていないのか、子れみりゃ達は吸うごとに美味しくなっていったまりさの味に満足の様子だ。 これは恐怖を与えれば美味しくなるということを教えるための教育でもあった。 子れみりゃ達はまだ獲物は何か分からないけど美味しくなるという程度の認識しか持っていないが。 「よぐも、よぐもまりざをぉぉぉ!!!」 「うー! たーべちゃうー!!」 後は母れみりゃが存分に恐怖を味わったであろうありすを一気に吸い上げた。 ただひとつ、母れみりゃの誤算としてはありすが感じていたのは恐怖よりも怒りの感情が強かったことか。 おかげで粘度の高くて若干苦いカスタードを食べる羽目になってしまった。 それさえ除けばこの狩りも成功だった。 しかし子れみりゃは一匹のまりさを分け合って食べたため満腹ではなく、 その日のうちに他のゆっくりを狩ることになったが。 そのまた次の狩りで見つけた獲物は大物だった。 れみりゃ家族の巣よりも広いおうちの中に巨大なれいむがいた。 母れみりゃよりもずっと大きく、1mほどもあった。 頭には複数本の太い茎と、その先からはまだ目覚めていない赤ちゃんが実っている。 もう片方の親のまりさはおうちの入口にいたので早速食べさせてもらった。 何かを守ってるような感じであったが、まさかこれほど大きな獲物を隠していたとは。 「うー! たーべちゃうぞー!」 「ぅぅー! いっぱいはえててどれからたべるかこまるー!」 「やめてね! ゆっくりできないれみりゃはさっさとでてってね!!」 「うー? やだ。たべるー!!」 「ぅー、ぅー、ぅあぅあ!!」 「こ、こないでね! れいむたちはまずいれいむだよ! あかちゃんもおいしくないよ!! だからやめてね!!」 しかしそんな事を言われて帰る捕食者などいない。 何せこれほど大きく、さらにたくさんの小さい獲物を生やしている個体は初めて狩る。 捕食者としてこれほど心昂る獲物はなかなか見つけられるものではない。 「や、やめてね!! あかちゃんだけはやめてぇぇぇぇぇ!!!」 しかしこのれいむ、まったく動こうとしない。 これは動くつもりがないのではなく動けないのだ。頭に生えた太い茎が重過ぎて最初から動こうにも動けないのだ。 だからこそまりさに食事や門番などの雑用をすべてまかせていた。 だが自分を守ってくれるはずのまりさはもういない。 「うー! ちっちゃいのからたべるー!」 「ぅー! おいしそー!」 「やめてっ! れいむはどうなってもいいからあかちゃんだけはぁああ"あ"あ"あ"あ"あ"!!! 「ちぅちぅ、しあわせ、うー!!」 「なかみすくないけどおいちー!!」 「うまうま、うー♪」 母れみりゃも子れみりゃも巨大れいむが実らせた多数の赤ちゃん達を手当たり次第に吸っていく。 次々と赤ちゃんれいむと赤ちゃんまりさが産声を上げる前に皮だけの死体に化していった。 「やめでぇぇぇぇ!! もうあがじゃんをごろざないでぇぇぇぇ!!!」 母れいむは頭上で起きている惨劇に泣いてやめてくれと懇願することしかできなかった。 だがそれに対するれみりゃ家族の返答は赤ちゃんの味に対する感想だった。 「うー! おいしー!」 「あかちゃんうまうま♪」 「まだまだいっぱいあるー!!」 「いっぱいたべるよ、うー!!」 「ゆ"ぅ"ぁ"あ"あ"!! なんでごんなごどずるのぉぉ!!」 「だってれいむはれみりゃのごはんー♪」 「だからたべられるのはあたりまえー、うー♪」 「ぞんなのっでないよ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!」 そうして、れみりゃは泣き叫ぶれいむとの会話を楽しみながらほぼ半数の赤ちゃんゆっくりを吸い尽くした。 さすがにもう満腹で食べれなかった。 「うー、またあしたもくるー!」 「またあしたもよろしくだよー!」 「あしたもたーべちゃうぞー!!」 「ゅ"あ"あ"…」 そんな事を言いながら去っていくれみりゃ家族を力ない瞳で見送るれいむはもう生きた心地がしなかった。 自分は直接傷つけられていないが、死んだまりさと死んだ赤ちゃん達の数だけ心を切り裂かれたような気分だった。 「はやく、うまれてねあかちゃん…」 巨大れいむはまだ目覚めない赤ちゃん達にそう話しかけた。 次の夜までに赤ちゃんが産まれれば逃がすことも可能なのだ。そうなれば軽くなる自分も逃げられるかも知れない。 だが赤ちゃんゆっくりが茎から離れるのは最悪のタイミングとなった。 そして次の夜。 「うー、うー、いっぱいうまうまー♪」 「やめでぇぇぇぇぇ!! せめでこれいじょうはごろざないでぇぇぇぇ!!!」 結局ほとんどの赤ちゃんはお母さんを見ることも、地に触れることもないまま物言わぬ皮と化してしまった。 残る赤ちゃんは数匹。 その赤ちゃん達にも子れみりゃの牙が突き刺さろうとしたところで赤ちゃんは茎から離れた。 「ゆっ!?」 巨大れいむは赤ちゃんゆっくりが目の前に落ちたことで泣きやんで心は期待に満ちた。 目の前の赤ちゃん達はゆっくりと目を開いていく。 そして目が合うと、 「ゆっくりちていっちぇね!!」 「ゆっきゅりしていっちぇね!!」 「おかーしゃん、ゆっくりしていっってね!!」 産まれて初めて母である巨大れいむに向けて挨拶した。 「ゆっくり、していってねぇぇ…」 辛いことはいっぱいあったけど可愛い赤ちゃんが産まれた。 巨大れいむは感動して涙した。 今がどんな状況であるかを忘れて。 「うー!」 「ゅ? おねーちゃんもゆっぎゅべぇっ!?」 地面に落ちた赤ちゃんをれみりゃが捕らえたのである。 他の赤ちゃん達も何が何だか分からないまま捕まって中身を奪われてしまう。 この世に生を受けて数秒。 それがこの赤ちゃんゆっくりの生涯だった。 「…??」 巨大れいむは目の前で何が起きたのか分かりたくなかった。 だがここまで巨大に育つほどのゆっくりの知能では現実逃避したくでも出来なかった。 分からない振りをしても分かってしまう。 可愛くてゆっくりしている赤ちゃんは目の前で食べられたのだ。 「ゆぅぅぅぅぅぅぁぁあああぐぐぅぅうぁぁあああ!!!!!」 「う、うー?」 「うぅぅ!?」 「ぅあー、ごわいのがいるー!!」 れみりゃすら怯えさせるほどの咆哮。 悲しみと怒りの篭った空気を震わせる叫びだ。 つぶしてやる。 あかちゃんたちのふくしゅうをしてやる。 巨大れいむは手始めに目の前の子れみりゃ達を潰す。 そして母れみりゃに見せつけてやるのだ。 そして、そして… だがしかし、実行には移せなかった。 いくら気持ちが昂ろうとも重い自分の体を動かすほどの力を出せなかった。 地を這うばかりで跳ねることも出来ず、目の前の子れみりゃを潰すなんて夢のまた夢。 一瞬怯えたれみりゃ達も巨大れいむがやっぱり動けないことに気づくと巨大れいむへと襲いかかった。 「うー! たーべちゃうぞー!!!」 「こわがらせたばつー!!」 「ぁ、ぁぁ……」 憎しみの炎も一瞬で鎮火し、巨大れいむの心は恐怖に塗り替えられていった。 それに伴って餡子の味がれみりゃの大好きな恐怖に染まった味になっていく。 それこそがれみりゃの求めていたものだ。 れみりゃ達は巨大れいむに群がって思い思いの場所から餡子を吸い上げていった。 「ゆぐうっぃぃおああぁぁっぁええええ!!!!」 体の至る所から体の中身を吸い上げられる痛みに、巨大れいむは白眼を向いて体を痙攣させる。 痛みに対する叫びももはや言葉になっておらず、声帯を滅茶苦茶に動かした結果の音となっていた。 れみりゃ達の食欲は凄まじく、ものの10分ほどで巨大れいむは死に瀕していた。 「ごめん、ね。あがじゃん…てんごくで、ゆっぐり……じよ……ぅ」 巨大れいむはその言葉を最後に生涯の幕を閉じさせられた。 それかられみりゃ家族は複数回の狩りを成功させた。 子れみりゃ達は数々の経験の中で成長し、一人前の捕食者と言えよう。 独り立ちの日も近いのかもしれない。 今日の狩りを終えたら子供達に独り立ちさせよう。 母れみりゃはそう決意して子供たちとの最後の狩りに向かうことにした。 だが、巣を出ようとしたときに思わぬ来客がれみりゃ家族を襲うことになる。 「ゆっくりしね!!」 「ゆっくりちね!」 それはゆっくりふらんの家族だった。それも体無しの。 その天敵の姿を見てれみりゃ達は震えあがった。 「うー! みんなにげてー!」 「にげるー!」 「うー!!」 「にがさいないよ! ゆっくりしね!!」 「ゆっくりちね!」「ゆっくりちねぇ!!」 ふらんは大口を開け、そこから人間のような腕を突きだしてれみりゃを殴りつけた。 どういう体内構造をしているのか。 とにかくこの喉から出る手がふらんの武器だった。 「う"あ"ー! う"あ"ー!」 「ぅ"ー! い"だ"い"ー」 ふらんの口から飛び出た握りこぶしがれみりゃの顔にめり込み、 れみりゃは今まで感じることのない痛みに泣き叫びながら地面を転がった。 そんなれみりゃにふらんは追撃をかける。 「しね! ゆっくりしね!!」 「ちねちね!」 「しねしねしんじゃえ!!」 「う"あ"ー! もうやめでー!!」 「ま"ま"ー!! だずげでー!!」 子れみりゃは子ふらんに幾度も殴られながら母に助けを求めるが、 母れみりゃも同じように動く間も与えられずに殴られて動けない。 ふらんの狩りはれみりゃとは違い、食事がメインではない。 「ゆっくりしね」と言っているもののふらんの求めるものは獲物が苦しむ姿だった。 だからふらんはれみりゃを殺さずに殴る。さらに殴る。もっと殴る。まだ殴る。 「う"ぅ"っ! う"ぁ"! やべっ、でぇ!!」 「ゆっくりしね! ゆっくりしね!!」 「ぅ"あ"ーーー!!」 何度も殴られた皮は伸びて中身の色が薄らと見えている。 羽も破けてもう飛ぶことは出来ないだろう。 母れみりゃがそれなら子れみりゃはもっと悲惨だった。 相手が加減を知らない子ふらんだったのもあるが、すでに皮は破れて中身が辺りに飛び散っていた。 大きく見開いた瞳は涙を流しながら空を見ていた。 あの様子ではもう長くは持たないだろう。 なんでこんなことになったのだろう。 子育ては間違いなく成功していたし、独り立ちした後も立派な捕食者として夜空を駆けたはずなのに。 なのになんでこんなに無残な姿になって地面に転がっているのか。 「う"ぅ"ー!!」 がんばって育てた子を目の前で崩されていく。 母れみりゃにとってこれほど悔しいことなかった。 理不尽だと母れみりゃは怒りも感じていた。 しかしこれはれみりゃ家族が他のゆっくりに対する狩りと同じなのだ。 弱い者は強い者の糧となり、強い者はさらに強い者の糧になる。 単純により強い者に狩られただけなのだ。 ゆっくりの場合は食べるだけではなく苦しませるという行為が増えるだけのこと。 子れみりゃの苦しみは死という形で終わったが、母れみりゃはまだまだ苦しみの未来が待っている。 ふらんは自分の巣に獲物を枝など棒状の物で突き刺して保管する性質がある。 母れみりゃがふらん達に連れていかれた先はまさに地獄だった。 絶対者であるふらん家族からはれみりゃもれいむもまりさも全て同列として扱われ、同じようにいたぶられた。 たまに子ふらんが加減を間違えて"運良く"死ぬことが出来たゆっくりもいた。 だが再生力の高いれみりゃはいつまでも運良く殺されることはなかった。 「う"ー…たべ、てー……」 「ゆっくりしね!!」 「うぎゃっ」 殺してほしいと願い出ても答えは拳で返ってくるだけだった。 子を失った母れみりゃはすでに生きる気力は無かったが生かされ続けた。 ああせめて後一日。もう一日早く子を独り立ちさせていれば少なくとも子供達は無事だったのに。 我が子恋しさで独り立ちを遅らせてきたことを後悔した。 もし独り立ちさせていれば、子供達の雄姿を想像することでこの苦しみも少しは緩和しただろう。 しかし現実に子れみりゃは目の前で死んだ。 いくら子の雄姿を想像しようにも「もし〜ならば」とifの空しい妄想でしかなく、 悔やまれて強い苦しみとなって母れみりゃの心を締め上げた。 考えれば考えるほど苦しい。 だからこそ痛みで他の辛い事を忘れられるふらんの暴力の時間が、 母れみりゃの心の安らぎとなるのにそう時間はかからなかった。 終 by ゆっくりしたい人 そして母れみりゃが転生したのがドMてんこ。 [今までに書いたの] ゆっくりいじめ系43 ゆっくり家族の引っ越し 虐 制 家 共 ゆっくりいじめ系49 ゆっくりとのワンダフルライフ 虐 無 外 ゆっくりいじめ系105 加工所職員のストレス解消法 虐 無 ゆっくりいじめ系116 懐かし玩具とゆっくり 制 無 ゆっくりいじめ系119 ギロチンとゆっくり 虐 家 ゆっくりいじめ系120 マッサージチェアとゆっくり 虐 性 道 無 ゆっくりいじめ系169 Ten little Yukkuri 虐 家 ゆっくりいじめ系173 Ten little Yukkuri後日談 虐 家 性 道 ゆっくりいじめ系186 犯人は子れいむ 制 家 無 萃香×ゆっくり系1 子鬼とゆっくり 制 衣玖×ゆっくり系1 衣玖さんとゆっくり 虐 そ その他 ゆっくり草原観察 そ 性 その他 ごみ箱ゆっくり そ 道 ゆっくりいじめ系217 整地ゆっくり 虐 家 無 ゆっくりれみりゃ系いじめ19 れみりゃと亀さん 虐 性 無 ゆっくりいじめ系267 愛の劇場 -背徳の饅頭- そ 性 無 ゆっくりいじめ系275 妖怪とゆっくり 虐 そ 家 ゆっくりいじめ系313 ゆっくり家族とエターナルフォースブリザード 制 家 無 ゆっくりいじめ系329 都会派と甘い罠 虐 性 無 衣玖×ゆっくり系2 ゆっくりてんこ大虐殺 虐 家 捕 ゆっくりいじめ系374 親の心子知らず、子の心親知らず そ 性 家 無 ゆっくりいじめ系380 公衆便所ゆっくり ゆっくりいじめ系418 大乱交!ゆっくりファミリー 虐 性 無 ゆっくりいじめ系424 ゆっくりの歌 虐 家 無 ゆっくりいじめ系459 色つきゆっくりの結末 虐 無 ゆっくりいじめ系493 ゆっくりペットショップ 制 無 ゆっくりいじめ系515 強姦まりさの敗北 ゆっくりいじめ系542 赤ちゃんゆっくりの冒険-前- そ 環 家 性 捕 ゆっくりいじめ系543 赤ちゃんゆっくりの冒険-後- そ 環 家 性 捕 ゆっくりいじめ系618 ゆっくり家族のある夏の日 虐 環 家 ゆっくりいじめ系729 灰色の檻の中で 虐 環 家 このSSに感想を付ける
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ゆっくりつくーる 3KB パロディ 小ネタ 現代 独自設定 突発的に書いたので穴だらけです・・・すみません ・6回目 ・希少種 ・かっぱっぱーかっぱっぱーにーとりー ・虐めません。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス スーパーのお菓子売り場で、新発売の『ゆっくりつくーる』があったので買ってきた。 パッケージには、ゆっくりにとりの顔があり、ギザギサの吹き出しに『ゆっくりつくっていってね!!!』と定型文を微妙にアレンジした文字が書いてある。 裏面の説明を見てみると、ステップ1から3までがカラフルに説明されている。 これを元に、作れということらしい。 ・ステップ1 まず、五つある容器のうち、ガムシロップの容器に似たものがあるので、そこに水を線まで入れる。 そこに添付の、黄緑の粉末を入れ、スプーンか何かで掻き混ぜるらしい。割り箸で良い具合に混ざってくると、ソーダの混じったメロンシャーベットに似た何かになった。 それを全体的に丸い二つの容器へ流し込む。 一回、ガムシロ容器を洗う。 そして今度は、光沢のある水色の粉末を入れ、水を線まで入れる。先程と同じく掻き混ぜると、今度は水飴のようになった。 続いて、野球帽をだらしなくしたような形をした黄緑のグミが入っていて、その下部に細い溝が幾重もある容器の細い溝に水色の水飴を薄く引き伸ばしながら、二つある容器に均一に注ぐ。 ここまでがステップ1。 絵だと、子供向けでにとりの一言アドバイスでもっと簡単に書いてあるが、大人が理解出来る文にするとなるとなかなか大変である。 ・ステップ2 四つの容器に、液体を入れたことを確認したら。零さないよう慎重に容器を冷蔵庫の中へ入れ、十五分冷やす。 十分後。それぞれの容器の中の液体は程よく固まるので、鯛焼きの要領で重ね合わせ(こうすることで、容器の内側に敷いてあるグミの膜が上下を接合する)、更に二十分冷やす。 二十分後、冷蔵庫から取り出し常温で一時間置いておく。 これでステップ2が終わりである。 三つで足りる一言アドバイスを文章にしたらこれだけ書かねばならない。つくづく、絵は文章よりも情報量を膨大かつ瞬時に得られるものだと実感する。 ・ステップ3 容器を開いて中身を出す。 既に、にとりのような形をしているけれどこれから各パーツをドッキングせねばならない。 まずは、グミの皮膚に包まる肌色の本体を取り出し、袋から目玉であるスカッシュグミを取り出し窪みに一つずつ入れる。 続いて、帽子上のグミと、固まって髪のようになった水飴を取り出し、にとりの頭へ添える。 後は、軽く各部を押して調えれば。 ゆっくりつくーる『にとり』の完成である。 ゆっくり特有の掛け声を言えば、にとりは動き出す。 彼女は、食玩である自分のゆん生を精一杯生きることだろう。 さて、ではいただきます。 「ゆっくりしていってね」 おまけ 『ゆっくりつくーるCM』 (ドアップでれいむとまりさが映し出される) これはれいむ? これはまりさ? どうせ、お饅頭でしょ! (二人の子役が美味しそうに手の平サイズのれいむとまりさを頬張る) え!? グミなの? 作り方は、簡単! 練って注いで冷やすだけ! (ステップ1.2.3がさっと流れる) ゆっくりつくーる。スーパーのお菓子売り場にあるよ! (れいむ。まりさ。ちぇん。みょん。ありす。れみりゃが並んだシーン) ゆっくりつくっていってね!!! (にとりのカットインが入り) にとり新発売! アトガキ 餡子ちゃん一周年おめでとうございます。最初は餡子ちゃんへのプレゼントってことで自分で作るゆっくりSSをーってことでしたが。 どうしてこうなった。 元ネタは、ゼラチンとジュース混ぜて虫のグミ作るグミックス(GUMMIX)ってお菓子です。ゆっくりが喜びそうなお菓子です。 ソーダなメロンシャーベットですが、本人がにとり→ニトロと呼ばれるらしいのでそれっぽいやつにしました。 粉末はゆっくりの餡を乾燥粉末にさせたものなので、なんでもありのゆっくりだから形さえ調えばザオリクるんだろうと思いました。 グミも最初は、耐水性があるんじゃないかなと思ったけどグミで出来たゆっくりで良いかなぁ・・と。 えーと、この場をお借りしまして。 ディスクトップまりさを書いた方、ありがとうございます。楽しく読ませていただきました。 自分のようなアレなSSと比べて段違いに発想力豊かでもう、恥ずかしいです・・・。自分も欲しいです。卓上ゆっくり。主にやまめを。 並びに、ふたばスレでデスクトップガジェットの画像を作ってくださった方ありがとうございます。自分の想像以上のものでした。 きっと自分のパソ子さんじゃ、ブルースクリーン必至ですあはは・・・。 ご読了ありがとうございました。 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりを簡単に作れるじゃねーかww 加工所の技術SUGEEEEEEE -- 2014-09-18 00 19 31